五月病は自律神経の乱れが原因!?その関係性と元気を取り戻すためのセルフケア

皆さんこんにちは。
最大10連休とも云われたゴールデンウイークも終わり、すっかり通常モードの毎日となりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか!?

長期の連休明けにやる気が出ない、その他頭痛や肩こり、めまい、お腹の調子がすぐれないなど身体の不調は出ておりませんか!?
そういった連休明けに起こりやすいこのような心身のトラブルは、自律神経の乱れによる「五月病」の可能性が考えられるかもしれません。

因みにこの「五月病」の由来は、新生活が始まり慣れない環境や緊張で、知らず知らずにストレスが溜まり約1ヶ月後の長期連休で、
緊張の糸が”プツリ”と切れてしまい、無気力になってしまう人たちがゴールデンウイーク明けに続出した事からだと云われています。

ここではゴールデンウィークが明けて心機一転頑張ろうと思っているのに、心身ともにいつものコンディションを取り戻せず、
さまざまな不調が出てしまっていると悩むあなたに向けて、
五月病と自律神経の関係性、元気を取り戻すためのセルフケア法についてお話ししてみたいと思います。

五月病と自律神経の関係について

【目次】
・五月病は自律神経の乱れが原因!?その関係性とは?
・自律神経を整えて五月病を治そう!セルフケアのポイントまとめ
・まわりに五月病の人がいたらどう対処する?
・まとめ

五月病は自律神経の乱れが原因!?その関係性とは?

新生活の緊張感が徐々に和らぎ、新しい生活に馴染んできたかな?と感じていてもゴールデンウィークが明けたと同時に心身にさまざまな不調が出てしまう…。
そんな五月病は、自律神経とどのような関係性があるのでしょうか?
ここでは五月病と自律神経の関わり、五月病になりやすい人の特徴やタイプについて一緒にチェックしてみましょう。

五月病の原因について

新生活は就職や転勤、部署異動などの職場環境の変化をはじめ、入学や進学などの緊張やプレッシャーにより、リラックスできる時間が減って自律神経の乱れにつながりやすいと考えられています。
さらに5月までの春先は、寒いと思ったらいきなり暑くなる、寒暖差による気候の揺らぎも自律神経に負担を与え、心身の不調につながることがあります。(約6℃の温度差で自律神経を大きく乱すと言われます)

何かとストレスを感じやすい時期の間に溜まってしまったストレスは、5月のゴールデンウィークでホッとした瞬間にドッと出て、それが頭痛やダルさ、身体の重さなどの五月病の原因に。
また5月の連休は、せっかくの長期休みを有意義に過ごそうと予定を入れすぎて無理がかかり、常に「交感神経」が緊張状態となって思うように身体を休められなかったなんて事も!?

五月病と自律神経の関係性

新生活のストレスを感じる環境・生活では、交感神経が緊張し過ぎてしまい、動悸や息切れ、疲労感などの症状が出やすくなります。
交感神経ばかりが活発な状態が続くと、身体は十分休める事ができず、睡眠にも支障を来たしてくるので、当然”脳”をしっかり休める事も出来ず、常に”頭や身体が重い”とか”疲労感が抜けない”、”食後でもないのに眠気が来る”など様々な症状が現れてきます。
そして、そのまま無理して頑張っていると・・・

バランスが崩れた自律神経は、うつ病や適応障害、不眠症、パニック障害などへ移行しやすくになってしまうため、自律神経の乱れによる五月病は決して楽観視してはいけない、早めのケアが必要なトラブルだと言えるのです!

五月病になりやすいのはどんなタイプ?

五月病は年代や性別にかかわらず、誰にでも起こり得る可能性があるトラブルのひとつ。
ですが、
・ストレスを上手に解消できない
・嫌なことでも無理して我慢してしまう、NO!と言えない
・自分の気持ちを抑え込んで何でもまわりに合わせてしまう
・真面目で完璧主義、手を抜くことができない
と言う、「いい人」タイプの人が五月病になりやすい傾向にあります。

五月病は体質や年代、その人が置かれている環境よりも、それぞれの考え方といった内面の在り方が原因となってしまうことも少なくはないのです。

五月病と自律神経

自律神経を整えて五月病を治そう!セルフケアのポイントまとめ

五月病を治して次のシーズンも快適に健康的に過ごすためには、根本的な原因となる自律神経の乱れをケアしていくことがもっとも重要なポイントになります。
五月病の予防にもなる、今日から始めておきたい自律神経のセルフケアをまとめてご紹介しましょう。

趣味を楽しむ時間を増やそう

新生活のスタートはやるべきことが山積し、つい趣味を楽しむ時間を後回しにしてしまうことがあるのではないでしょうか?
強い責任感のもと頑張りすぎてしまうと、知らず知らずのうちにストレスが溜まって自律神経バランスが大幅に乱れるため、一息ついて趣味を楽しむ時間を少しずつでも増やすようにしましょう。

ひとりで抱え込まずにまわりに頼ること

五月病になりやすい人は、何でも自分で頑張ってまわりに頼れない、甘えれない完璧主義な部分があります。
五月病は決して恥ずかしいことでも情けないことでもなく、誰にでも起こり得る不調のひとつなので、ときにはまわりに頼って甘えて図太くなり、頑張り過ぎる自分を解放してあげましょう。

適度に身体を動かそう

精神的な疲労は身体を動かすことによって肉体的な疲労に変わり、その疲れは休息を取ることで両方の疲労緩和に役立つと考えられています。
ヨガやピラティス、ジムでのワークアウトなどで汗をかき、ストレスケアとホルモンバランスの維持に役立てみましょう!
そんな時間なんて無いよ!と云う方はラジオ体操でも良いので気分転換をかねて、”真剣”にやってみてください。
たかがラジオ体操でも真剣にやれば、しっかりインナーマッスルを刺激して、汗ばむなずです!
因みにうちの常連さんの20代ピアニストの女性は、今ではラジオ体操第2まで、しっかりやっているそうです。

運動

まわりに五月病の人がいたらどう対処する?

家族や会社に五月病っぽい人がいる…。
そんな場合、まわりの人はどのような対処が適しているのでしょうか?
ここでは五月病の人に対する最適なケアや予防方法をお伝えしてみたいと思います。

身近の人が五月病かも!?

この時期になると決まって聞くセリフが・・・
「家族が仕事辞めたいと言っているのです・・・子供もこれからお金がかかるのに・・・」
と云ったセリフです。
私はそれまでに至った経緯を聞き慎重にお話をしますが、いい大人が”仕事を辞めたい”などど考えるのは、相当な事だと思います。
ましてや、大切な家族がいるのにもかかわらずそれを言うのですから、やはり何か本当に辛い事があるのだと思います。
部署が変わった、上司が性格きつい人に変わったとか色々あるかと思いますが、”自分で自分を守ろう”として大切な家族に勇気を持って打ち明けたのですから、それは受け入れるべきだと私は思っております。
現に幸いこの国は、”健康”であれば多く仕事はありますし、食べてはいけるのですから。

人は”得手不得手”というものがあります。
絵が特異な人もいれば、運動の方が得意な人もいる。
仕切るのが得意な人もいれば、陰でその人をサポートするのが得意な人もいるので言うまでもなく社会は回っているのです。

私などを例にとると、一人で自分のペースで仕事をしたいタイプなので、来月から会社員をやる事などは出ませんし、やったとしても毎日かなりのストレスを感じて長続きはしないでしょう。
また、内気で人のサポートをするのが得意な人が来月からリーダーシップを取るようにと言われたらかなりのストレスでしょう。

そんなミスマッチな環境で無理をしていたら、身体と精神を壊してしまうのは目に見えています。重症になる前に、環境を変える事がベストでしょう。
特にリーダー向きではない人が上司になってしまい、その下で働く事になるのはそれは大変な事です(日本は結構多い!?)
休職したとしても、原因の人間が消えない事には解決にはなりませんので、自分が環境を変えて解決するのでしたらやはりそれがベストです。

ご家族も転職となると、それは不安だとは思いますが考えてもみてください。身体壊してうつ病を患い、長期間治療が必要となり家庭から”笑顔”が激減していく・・・
私はそんなご家族を多くみておりますので、そこまでいかない様にといつも皆さんに言っているのです。

「笑顔が減り、安定した収入」と「収入は減ったが笑顔が増えた」皆さんどちらを選びますか!?

五月病になりづらい身体を手に入れる!

五月病を予防するセルフケアは、何よりも良質な睡眠(安眠)とバランスの良い食事が大切です!
精神科医で栄養学の権威でもある、奥平智之先生は現代人はすべて”鉄不足”だとおっしゃっております。鉄をしっかり摂ればメンタルは安定しやすくなると言われております。
私も今それを聞き、食事では補えない分はサプリメントなどを使用しております。
そして、少なくとも0:00前には必ず就寝する習慣をつけてください。

就寝

まとめ

先も言いましたが、ゴールデンウイークから通常生活へ。
新しい環境にも、また更に少しずつ慣れていくでしょう。
3か月位経てばリズムがつかめていき、半年もしたらリズムに乗れてくる事でしょう。
しかし、どうしても合わない。どうしても今の職場が嫌だとそれでも思う場合は、環境を変えるのもありです。

そしてそんな時に、利害関係のない我々の様な治療家達に思いのまま何でも話してみるのが楽になる第一歩です。人に話せば楽になる事は多々あるからです。
少なくとも、一人で考え込むと余計余分な事も考えてしまいますので、客観視出来なくなりがちです。
それを防ぐためにも、私も含めて周りの治療家達を利用してください。

さいごに最近、有名芸能人の訃報が相次いでおります。
これを書いている日も、朝からそんなニュースがながれて来てショックを受けております。
実は、むかしにその方達とはお会いした事があり、すごく気さくで分け隔て無く接してくださる、素敵な人だと知っているので、本当にショックです。

どうか、これを読んでくださっている皆さん。
疲れたら休んで充電してください。木に止まって追い風が来るまで、雑談でも交わして待ってください。

それと、大切な人の変化に気づいてあげてください。
以前より笑顔が減った。休日の外出が減った、人と会いたがらない、大好物にも興味なさそうとかそんな時には、決して無理をさせないようにしてあげてください。
どうかよろしくお願い致します。

自律神経と五月病について

参考:厚生労働省電話相談
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/soudan_tel.html

安眠道鍼療院 自律神経コラム「最近やる気が出ない。これって五月病!?」
https://www.anmin-do.jp/column/entry/post-22/

プロフィール

安眠道鍼療院 鍼職人 サトウ コウキ
鍼職人 サトウ コウキ

不眠をはじめ、肩こりや腰痛、背中の痛み、眼精疲労、ダイエット、生理痛・PMS、パニック障害などの自律神経のトラブルは一度お問い合わせください。
当院では施術のみならず、ご自分で出来る簡単なセルフケアや生活習慣の改善などを含め、ご相談にものっております。
皆さまにより良くなって頂けるよう最大限サポートさせて頂きます。

資格・所属団体

厚生労働省認可 国家資格
はり師 第136568号 / きゅう師 第136387号
多摩府中保健所届出済治療院
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安眠道鍼療院

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