寝つきが悪い・ぐっすり眠れない・朝スッキリ目覚められない…。
そんな睡眠トラブルは、自律神経の乱れが大きく関係している可能性があります。
睡眠トラブルは健康や美容、毎日を明るく健やかに過ごすことの大きな支障になってしまうので、
自律神経との関係性や不眠の原因を早めに理解しておきたいですよね。
今回のコラムでは、睡眠に関するトラブルと自律神経にどんな関係があるのか、
ぐっすり眠れる毎日を取り戻す方法を合わせてお伝えしたいと思います。
【目次】
不眠と自律神経の関係とは?
不眠と自律神経の乱れの原因とは?
不眠の悩みはこうして解決!ぐっすり眠れる毎日を取り戻す方法
まとめ
不眠と自律神経の関係とは?
寝つきの悪さや睡眠の質の低下、朝の目覚めがスッキリできないなどの根本的な原因は、自律神経の乱れも大きく関係しています。
交感神経と副交感神経のふたつからなる自律神経は、それぞれが生体の活動に応じて機能しているため、このバランスが乱れると、睡眠トラブルはもちろん、メンタルや美容の面でも良くない影響が出てしまいます。
ここでは、自律神経の交感神経と副交感神経について、それぞれの睡眠とのかかわりを学んでみましょう。
交感神経と睡眠の関係性
交感神経は日中の神経とも呼ばれ、
・外的な刺激によって反応し、やや優位に立つようになる
・血圧を上げる
・精神、身体ともに活動しやすいコンディションに整える
などの働きがあります。
交感神経の働きをよくよく見直してみると、この神経はアクティブなシーンで優位に働きかける特徴があるとイメージできるのではないでしょうか?
睡眠時に交感神経が優位になると心身が常に緊張状態になるため、寝つきの悪さや睡眠の質の低下、朝の目覚めがシャキッとしないなどの睡眠トラブルが起こりやすくなるのです。
副交感神経と睡眠の関係性
副交感神経は、夕方以降に優位になると言われ、
・心拍数や血圧を下げる
・心身の回復修復
・心身のリラックスを促す
・消化器官の促進
などの働きがあります。
副交感神経の働きや特徴を見直してみると、交感神経よりも睡眠の質や翌朝の起床に深いかかわりがあるとイメージできるのではないでしょうか?
副交感神経は眠っている間にやや優位になり、この働きによって、心身の細胞ダメージを修復する成長ホルモンが多く分泌されます。
トラブルの心配のない睡眠リズムを取り戻すためには、夜にこの神経がキチンと優位になるかが大切なポイントになるのです!
不眠と自律神経の乱れの原因とは?
不眠と自律神経の乱れには、どのような原因があるのでしょうか?
不眠を解消したり、睡眠のリズムを見直すきっかけにもなる、睡眠トラブルと自律神経の乱れの原因について一緒に見ていきましょう。
ブルーライトの影響によるもの
スマートフォンやPCから発生するブルーライトは、睡眠トラブルや自律神経の大きな原因と考えられています。
それは、
・良質な睡眠を得るためのホルモン、メラトニン分泌を抑制してしまう
・脳や神経が興奮状態になり、睡眠時に交感神経が優位になってしまう
などの原因があるため。
眠る前にスマートフォンやパソコンを見ると、目が適度に疲れて逆に眠れそうだとイメージする人も少なくはありません。
実はこれは大きな間違いで、眠る前にスマートフォンやPCを見てしまうと、ブルーライトの影響によって脳や神経が覚醒し、寝つきの悪さや睡眠の質の低下につながってしまうのです。
メンタル面のコンディションによるもの
眠ろうとしているのに寝付けない、ぐっすり眠れないままどんよりした状態で朝を迎えてしまう…。
そんな睡眠トラブルが頻繁にある人は、もしかするとメンタル面のコンディションが不安定になっていることが不眠の原因なのかもしれません。
不安や悩みがあり、それを解消できないまま眠りにつこうとしても、良質な睡眠を得るための自律神経がリラックスモードになれず、常に緊張・興奮した状態になります。
ある調査ではメンタル面の不安定さが原因で寝つきが悪くなったり、睡眠の質が悪いことで余計にストレスや疲労を感じるという人が全体の半数にもなるとの結果が。
それだけに睡眠トラブルは、
・ストレスや不安はできるだけ早めに解消しておく
・どれだけ心身をリラックスモードに維持できるか
が解決の大きなポイントになるのです。
不眠の悩みはこうして解決!ぐっすり眠れる毎日を取り戻す方法
眠りに関する悩みや不安、長期化しているトラブルを解消するために、
ここでは誰でも手軽に実践できる快眠メソッドをご紹介してみたいと思います。
これは効く!鍼職人のおススメの”安眠法3選!!”
①デジタルデトックスのすゝめ!
最近は、先述のスマホの普及により、時計や目覚ましもスマホでという人が殆どでしょう。
そんなあなたは、寝るときくらいはアナログ生活に戻りましょう!
時計も秒針音が気にならない時計にしたり、そしてスマホやPCは完全に電源をオフにして、手の届かないところへ!私はれを実践してから、確実に眠りが深くなりました。
また、メンタル系で減薬治療をしている女性クライアントさんにもおススメすると、途中で目覚めず寝ている時間が大幅に伸びたと感謝されました!
➁暗闇入浴のすゝめ!
当院コラムを読んでくださっている皆さんはもうすでに耳タコだとは思いますが、やはり入浴はリラックスに欠かせないもので、かつ40℃以下の温度で15分ほどゆっくり浸かる事で、副交感神経がやや優位になり、よい眠りへと誘ってくれます。
で!今回は更に深くリラックスする為に、浴室の照明も落として、もう少し副交感神経を刺激しましょう!
さすがに暗闇は語弊がありますが、脱衣所の明かりを利用したり、
更には、アロマキャンドルなどを用意出来たらもう完璧、
睡眠に欠かせない「メラトニン」にもとても良い影響を与えるてくれます!
一日の疲れを癒すラグジュアリー時間をお過ごしください。
➂頭寒足熱(ずかんそくねつ)のすゝめ!
これは分かりやすく言うと、頭が冴えていて、足元もポカポカな状態で、東洋医学的にもこれが自律神経バランスの良い状態と言われています。
しかし、現在の我々日本人はこの逆で”上熱下寒(じょうねつげかん)”という状態が多く、足は冷えているけども頭は「カッカ」している人がとても多いのです。
これを読んでいる方の周りにもおりませんか!?そういう人?
これからゆっくり休もうとしているのに、カッカしていては眠れる訳はありませんよね...。
じゃあ逆を行けと言うことで我々の間でのブームは
“水枕&湯たんぽ”の最強ペア!!
私はアイスノンを厚手のタオルでくるんで冷た過ぎないように調節し小型の湯たんぽを使用していますが、これもおススメです!
また、この方法は「夢見が悪い」人にも特におススメですので是非実践してみてください。
※足が火照りすぎて、或いはムズムズして眠れないという方は”鉄不足”も疑われますので、一度専門機関に相談してみてください。
まとめ
不眠と自律神経の関係、ぐっすり眠れる毎日を取り戻すための簡単なちょっとした習慣で、そう言えば気がついたら改善されていた!
というのが理想形ですが、それでも睡眠リズムを取り戻すのが難しい・ご自身でのケアに限度を感じた場合は、
自律神経バランスにダイレクトに働きかける鍼灸治療を試してみることもおすすめです。
不眠のトラブルは決してひとりで悩まず、ぜひお気軽にご相談くださいね。
参考資料
https://www.anmin-do.jp/column/category/cat45/cat66/
(安眠道鍼療院 自律神経コラム 「不眠かも」)
https://tarzanweb.jp/post-247365?heading=1
(webTarzan 正月太りを速攻解消!)