皆さんこんにちは!これからの時期は、少しずつ涼やかな秋の訪れを感じるようになり、外出時に美味しいグルメを楽しむ機会も増えていくハズ!と思いきや、これを書いている日も今だに真夏日で、もういったいいつになったら涼しくなるのよ!と毎日の猛暑にもううんざり…
今年は六月から既に暑い日が続き、夏も疲れが出て来ている方も多く見られる今日この頃、今回は暦の上ではもう秋ですので、秋になっているテイでご覧ください!
秋と言えば「食欲の秋」というフレーズを思い浮かべますが、美味しいものを食べた後の体型管理や溜め込みやすい体質を何とかしたいと悩む人も少なくはないはず!?
その人それぞれの印象や見た目を左右してしまう体型ですが、実は自律神経の乱れで肥満体に変わるリスクもあるんです。
今回は肥満の原因が自律神経の乱れである理由や関係性、太りにくく健康的な体型を目指すためポイントを詳しくお伝えしてみたいと思います。
【目次】
・肥満と自律神経にはこんな関係性があった!
・自律神経を整えて肥満をリセット!食事と運動のポイントまとめ
・まとめ
肥満と自律神経にはこんな関係性があった!
交感神経・副交感神経から成り立っている自律神経というと、心身のコンディションを左右する役割、といったイメージが一般的かもしれません。
ですが、自律神経は私たち生き物に重要な”内臓機能”をも支配しているとても大切な神経。
肥満やダイエット、体型や体質といった面にもかかわりが深く、肥満がなかなか改善・予防できないのは、交感神経・副交感神経のバランスが乱れているサインなのかも知れません!
そして自律神経は交感神経、副交感神経ともに肥満を予防・改善するための働きを持つため、このバランスが乱れてしまうと双方のダイエット作用が活きずに肥満体が常態化してしまう恐れもあるかも知れません...
ここではさらに詳しく肥満と自律神経の関係性についてみていきましょう。
交感神経と肥満の関係性
車で例えるとアクセルのような役割を持ち、心身を活発な状態に整えていく自律神経の交感神経。
「動」の作用がある自律神経の交感神経は朝から夕方にかけて優位に立ち、このタイミングで交感神経の働きが活性化していると、
・運動へのやる気やモチベーションアップ
・日常の動作がスムーズになる
ことで肥満の原因となる脂肪細胞にアプローチし、燃焼や分解を助けることがわかっています。
また交感神経が活発に働いている時にはアドレナリンというホルモン分泌が促進されるのですが、このホルモンにも脂肪燃焼や分解作用があると考えられています。
ただ現代人は交感神経優位の傾向にあり、この自律神経ばかりが優位に立ってしまうと、血液循環が滞って体内に余分な老廃物が溜め込まれやすくなり、肥満体の原因へもなる恐れも!
副交感神経と肥満の関係性
副交感神経はだいたい夕方以降から優位に立つ自律神経で、車でいうとブレーキのような役割を持ち、心身の緊張やストレスをほぐしてリラックスさせる働きがあります。
心身の「静」をサポートする副交感神経が優位に立つべきタイミングで作用が活性化すると、
・血行促進のおかげで老廃物が体外に流れ出やすくなる
・”正しい”食欲促進、ストレスを緩和する
・消化器系の機能が活発になり食べたものの消化吸収などのバランスが安定する
などなど、肥満の解消や予防に理想的な作用を発揮してくれるのです。
肥満の予防や改善に重要な働きを持つ自律神経の副交感神経ですが、働くべきタイミングで優位に立たないと、心身は常にリラックスし過ぎた状態(無気力)に変わってしまいます。
すると...
・肥満解消の基本となる運動のモチベーション、集中力の低下
・体の重ダルさが常態化する
などのリスクが出やすくなることがあります。
自律神経とダイエットに関係するホルモンのつながり
自律神経は交感神経・副交感神経ともに肥満を予防する様な要素を持ちますが、他にもダイエットにかかわりのあるホルモン分泌を調整する働きも担っているんです。
自律神経によってコントロールされているホルモンには、
・レプチン、グレリンという食欲に関係したホルモン
・エストロゲン、プロゲステロンの女性ホルモン
のふたつがあります。
レプチンは食べたい欲求をコントロールする働きがあり、逆にグレリンは食欲を過度にしてしまう作用があります。
そして自律神経が乱れると相互作用のある食欲ホルモンも乱れてコントロールが難しくなり肥満の原因になってしまいます。
また女性ホルモンの「エストロゲン」は、女性らしくしなやかな体つきをサポートする役割があり、また”脂肪燃焼”を促進する働きもある為、ダイエット・美容ホルモンと呼ばれることがあります。
代わって「プロゲステロン」は体内に水分や脂肪を溜め込む働きがある為この両者のバランスは重要であり、またこれらの支配に関連する「自律神経」のバランスはさらに”最重要”と言えるのです。
自律神経を整えて肥満をリセット!食事と運動のポイントまとめ
交感神経・副交感神経はどちらも、働くべきタイミングでそれぞれの作用が活かされていることが、肥満の原因となる食欲増加や溜め込み体質をリセットするポイントになります。
ここでは今日からすぐに実践できる、自律神経を整えながら肥満のリセットにおすすめの食事内容や運動のポイントを詳しくお話してみたいと思います。
食事内容のポイント
「肥満が気になるからその原因となる糖質を大幅にカットしなくては…!」という認識を持っていませんか?
実はこの認識は大きな間違いで、糖質制限がエスカレートしてしまうと、
・基礎代謝のキープ、血流促進、しなやかな体型づくりに作用する筋肉が分解される
・糖質=心身のエネルギー源。過度な制限はスタミナ不足となり、頭がぼんやりモヤモヤしてしまう
・筋肉減少により冷えや体型のゆるみ、血行不良が起こりやすくなる
というリスクが。
糖質は太りやすい栄養成分と言えるものの、
・運動前後に摂る
・食事の一番最後に摂る
・糖質の影響が少ない玄米や、※そばなどの低GI食品を摂る
という調整をすることで肥満への影響が少なくなり、筋肉の分解予防にも役立ちますよ。
(※アレルギーのある方はやめてください)
運動のポイント
自律神経を整えて肥満をリセット、予防するための運動は「こまめに動く」ことがポイント。
ハードさを感じてしまう筋トレや有酸素運動よりも、
・立つ
・歩く
・腕、足を伸ばす、曲げる、高く上げる
・肩や首を回す、伸ばす、上げ下げする
といった簡単な動きはストレスがなく心地よさを感じるため、自律神経に良い影響を与えて交感神経・副交感神経が持のバランス維持、日常の中でちょこまかした動きを意識していると、自然に無理なく行ってみてくだい。
要するに適度に”気分転換”を取り入れるのがポイントで、加えてこまめに動く事でデスクワークによるあの辛い”腰痛予防”自にもなりますので!
まとめ
「食欲の秋」というだけあって、食べたい欲求のコントロールや肥満のセルフケアが難しいと感じることもあるでしょう。
しかし、何よりも大切なのは”メリハリ”!!
週に一度は、「好きなものを好きなだけ食べてもいい」と私は患者さん達に言っております。
え!?と思う方も多いかも知れませんが、これも私が減量時に経験した事ですが、普段摂生していると、週末とか好きなものをお腹いっぱい食べよう!!と意気込んで食べても、案外そんなに食べられなくなるものなんですよ笑!
また、調味料を”良い”物に変える事により味覚が変わっていきますから、不思議とファストフードとかは食べたくなくなるもので、オヤツも食べなくなります。
つまり、必然的にダイエットに良い影響を与える様になるのです。
また、甘いものをどうしても食べたい場合は、「プリン」を”自作”で作って食べると、甘さも抑えられますし、豆乳や寒天を使用するなど、工夫をするといいのではないでしょうか!?
今回のコラムをきっかけに自律神経に良い運動、糖質バランスを考えた食事内容、私も改めて見直してみようと思いました!
参考:安眠道鍼療院 自律神経コラム「自律神経と肥満の関係性について」
自律神経と肥満の関係について|吉祥寺鍼灸院コラム|安眠道鍼療院 (anmin-do.jp)
参考:日経グッデイ「自律神経ダイエット バランス診断」
自律神経ダイエット バランス診断:朝夜5分 自律神経ダイエット:日経Gooday(グッデイ) (nikkei.co.jp)
参考:日本経済新聞「肥満の研究者が解説 ちょこまか動きで太らない!」
肥満の研究者が解説 「ちょこまか動き」で太らない! – 日本経済新聞 (nikkei.com)