脳疲労かも?寝ても疲れが取れない人へ

睡眠と自律神経を整える鍼灸ケア

皆さん、こんにちは。
本日は、最近テレビCMなどでも耳にする機会が増えてきた「脳疲労」について、できるだけわかりやすくお話ししていきたいと思います。

「しっかり寝たはずなのに疲れが取れない」
「朝から頭がぼーっとする」
「考えがまとまらない」
「スマホや仕事で常に頭が忙しい」

このような状態が続いている方は、もしかすると“脳が休まっていない状態”になっているのかもしれません。

 脳疲労とは?

脳疲労スマホ

そもそも脳疲労とは、読んで字のごとく「脳」が「疲労」しているような状態を指します。
一言で表すならば、

脳のオーバーヒート”

と考えると、少しイメージしやすいかもしれません。

昔のマンガなどで、考えすぎたり、テスト前に急にたくさん勉強したりすると、頭から煙が出るような描写がありましたよね。若い方にはあまり伝わらないかもしれませんが(笑)、まさにあのようなイメージです。

筋肉も使いすぎると疲労がたまり、動かしづらくなります。
それと同じように、脳も情報処理をし続けたり、考えごとが多すぎたりすると、処理能力が落ち、集中力や判断力が低下しやすくなります。

ここでは、そうした「脳が休まらず、疲れているように感じる状態」を“脳疲労”としてお話ししていきます。

脳疲労を感じやすい人の特徴

現代では、ほとんどの方がパソコンやスマートフォンを日常的に使っています。
仕事用、プライベート用、タブレットなど、複数のデバイスに囲まれて生活している方も多いでしょう。

仕事ではメール、チャット、資料作成、スケジュール管理。
プライベートでもSNS、動画、ニュース、買い物、連絡のやり取り。

常に情報が入ってきて、脳が休む時間がとても少なくなっています。

特に、次のような方は脳疲労を感じやすい傾向があります。

  • パソコンやスマホを見る時間が長い
  • 複数の作業を同時にこなしている
  • 常に時間や締切に追われている
  • 責任感が強く、真面目
  • 周囲に気を遣いすぎてしまう
  • ストレスをため込みやすい
  • 寝る直前までスマホを見ている
  • 睡眠時間が短い、または眠りが浅い
  • 休んでいるつもりでも、頭の中では考えごとが止まらない

いわゆる「マルチタスク」は、脳にとって大きな負担になります。
あれもこれも同時に考え続けていると、脳は休むタイミングを失ってしまいます。

そこにストレスや睡眠不足が重なると、脳疲労はさらに加速していくのです。

 寝ても疲れが取れない理由

脳疲労朝から

最近よく耳にする言葉で言えば、

「朝からダルおも〜」

という状態でしょうか。

「寝ているはずなのに疲れが取れない」
「睡眠時間は確保しているのに、朝から身体が重い」
「休日に寝だめしてもスッキリしない」

このようなお悩みを持つ方は少なくありません。

私が考える、寝ても疲れが取れない大きな理由は、

  • 睡眠の質が良くない
  • 自律神経のバランスが乱れている
  • 脳がしっかり休めていない

この3つです。

つまり、ただ長く寝ればよいというわけではありません。
大切なのは、脳と身体がきちんと休める“質の良い睡眠”が取れているかどうかです。

脳疲労と睡眠の質の関係

脳疲労と睡眠の質は、切っても切れない関係にあります。

まさに「卵が先か、鶏が先か」のようなもので、

脳が疲れているから眠れない。
眠れないから、さらに脳の疲れが取れない。

このような悪循環が起こりやすくなります。

脳が疲れている状態では、交感神経が過緊張になりやすく、身体が休息モードに入りにくくなります。
本来であれば夜は副交感神経が優位になり、身体も脳もリラックスしていく時間です。

しかし、寝る直前まで仕事のことを考えていたり、スマホで情報を浴び続けていたりすると、脳はなかなか「おやすみモード」に切り替わりません。

そこでおすすめしたいのが、まずは身体からリラックスさせることです。

手軽な方法としては、湯船にゆっくり浸かること。
ポイントは、熱すぎないお湯です。

目安としては40℃以下のお湯に、ゆっくり浸かってみてください。
身体がゆるむことで、脳にも「そろそろ休む時間だよ」と伝わりやすくなります。

お気に入りのアロマやバスソルトを使うのも良いですね。

どうしても湯船に浸かる時間がない方は、シャワーで後頭部や仙骨まわりを温めてみてください。
後頭部や仙骨まわりは、リラックスを促すうえでも大切な部位です。
熱すぎない温度で、ゆっくり温めることを意識してみましょう。

脳疲労と自律神経の関係

自律神経が好きな皆さんなら、もうお気づきかもしれません。
脳疲労と自律神経は、大いに関係があります。

流れとしては、

脳疲労を感じる

自律神経のバランスが乱れる

交感神経が優位になりやすい

眠りが浅くなる

さらに脳が休まらない

という負のスパイラルに入りやすくなります。

脳疲労が重なると、身体は休息モードではなく、緊張モード・警戒モードになりやすくなります。
その結果、交感神経が優位になり、寝ているはずなのに身体も脳も休まりにくくなるのです。

すると、朝起きた時に

「なんだか身体が重い」
「頭がスッキリしない」
「寝た気がしない」

という状態になってしまいます。

安眠にとって大切なのは、単に眠ることではありません。
脳と身体がしっかり休める状態をつくることです。

鍼灸でできるアプローチ

鍼灸施術

鍼灸にもさまざまな考え方や方法があります。
ここでは、あくまでも当院で大切にしている施術の考え方をご紹介します。

当院では、まずその方の疲れの原因を見ていきます。
肩こりや首こり、腰の重さ、呼吸の浅さ、胃腸の不調、冷え、緊張の抜けにくさなど、身体にはさまざまなサインが出ています。

脳疲労を感じている方は、頭だけが疲れているのではなく、身体全体が緊張していることも少なくありません。

そのため、まずは眠れる身体をつくるための土台を整えていきます。
肩や首まわりの緊張、背中のこわばり、呼吸の浅さなどを見ながら、身体が休息モードに入りやすい状態を目指します。

そのうえで、自律神経のバランスを整える施術を行っていきます。

施術中、気持ちよさそうに寝息を立てる方も多くいらっしゃいます。
それは、身体の緊張がゆるみ、少しずつ休息モードに入っているサインとも言えるでしょう。

鍼灸施術では、

脳の緊張をやわらげ、自律神経のバランスを整えることで、脳疲労を感じにくい身体づくりを目指します。

一度で全てが変わるというよりも、少しずつ身体のリズムを整えていくことが大切です。

 自宅でできる脳疲労ケア

自宅で脳の疲れをやわらげるために大切なのは、どれだけ“脳を空っぽにする時間”をつくれるかです。

現代人は、何もしていないように見えても、頭の中では常に何かを考えています。

「あれをやらなきゃ」
「明日の予定はどうだったかな」
「あの連絡を返さないと」
「仕事の締切が近い」

このように、脳内ではずっとタスクが回り続けています。

そこでおすすめなのが、入浴前に“今抱えているタスク”を紙に書き出すことです。

きれいに書く必要はありません。
殴り書きで構いません。

頭の中にあるものを一度紙に出すことで、脳の中が整理されやすくなります。
視覚化することで、客観的に見られるようになり、頭の中だけで考え続けるよりも落ち着きやすくなります。

タスクがない方は、今気になっていることや悩みを書き出してみても良いでしょう。

そのうえで、熱すぎないお風呂にゆっくり浸かる。
お風呂から出たら、スマホはなるべく遠くに置く。
寝る前の情報量を減らす。

この流れをつくるだけでも、脳の休まり方は変わってくるはずです。

ポイントは、

  • 寝る前にスマホを見すぎない
  • 熱すぎないお風呂にゆっくり浸かる
  • 気になることを紙に書き出す
  • 深呼吸をする
  • 完璧にやろうとしすぎない

ということです。

毎日完璧にできなくても構いません。
まずはできることから、少しずつ始めてみてください。

安眠道鍼療院でのケアについて

安眠道鍼療院

当院では「自律神経のバランスを整え、眠れる身体づくりを目指す」という考えのもと、10年以上にわたり施術を行ってきました。

院名の“安眠道”には、皆さんと一緒に安眠を極めていきたいという願いが込められています。

人間も動物も、良質な睡眠があってこそ、健康へとつながっていきます。
その信念から、“安眠道”という名前をつけました。

現在、当院には何年も継続してメンテナンスに通ってくださっている方が多くいらっしゃいます。
そのため、新規のご予約枠が取りづらくなっており、ご不便をおかけして申し訳ございません。

最初は、

「眠れない」
「疲れが抜けない」
「不安が強い」
「朝起きても身体が重い」
「気持ちまで落ち込んでしまう」

という状態で来院される方も少なくありません。

ある患者様が、以前の日記を見返した時のお話をしてくださいました。
当時はとてもつらく、しかし立場上なかなか休むこともできず、その苦しさを日記に殴り書きしていたそうです。

そこには、

「まだ私は大丈夫」
「まだ私は倒れるわけにはいかない」
「まだ私はもう少しやれる」

といった言葉が並んでいたとのことでした。

今ではその日記を見て、
「あの頃の自分は、まるで別人のようだった」
と笑いながら話されていました。少し目を潤ませながら。

私は昔から涙もろいので、こういうお話には本当に弱いのです。
平常心を保とうとはするのですが、内心ではいつも「鍼灸師をやっていてよかった」と心から思います。

ただし、当院でいつもお伝えしていることがあります。

それは、施術者だけが頑張るのではなく、受ける方ご自身にも、できることを少しずつ続けていただきたいということです。

鍼灸に限らず、何かにどっぷり依存するだけでは、なかなか本当の意味で身体は整っていきません。
施術を受けながら、自宅での過ごし方、睡眠環境、生活リズム、考え方のクセなども少しずつ見直していくことが大切です。

当院では、施術者と患者様が一緒に取り組んでいくスタイルを大切にしています。

一年後のご自身が、今のつらさを
「あの頃は本当に大変だったね」
と笑って振り返れるように。

もし今、

「脳疲労かもしれない」
「寝ても疲れが取れない」
「頭が休まらない」
「自律神経が乱れている気がする」

と感じている方は、日本の伝統医療である鍼灸を、選択肢のひとつに加えてみていただけたら嬉しく思います。

まずは、脳と身体を休ませること。
そして、安心して眠れる身体をつくっていくこと。

それが、安眠道鍼療院が大切にしているケアです。

 

安眠道鍼療院では、睡眠と自律神経のケアを大切にしながら、脳疲労を感じる方に向けたオリジナルメニュー「脳活鍼」をご用意しています。

脳疲労や睡眠の質でお悩みの方は、ぜひ一度、脳活鍼のページもご覧ください。
脳疲労を感じる方におすすめの「脳活鍼」について詳しく見る

プロフィール

安眠道鍼療院 鍼職人 サトウ コウキ
鍼職人 サトウ コウキ

不眠をはじめ、肩こりや腰痛、背中の痛み、眼精疲労、ダイエット、生理痛・PMS、パニック障害などの自律神経のトラブルは一度お問い合わせください。
当院では施術のみならず、ご自分で出来る簡単なセルフケアや生活習慣の改善などを含め、ご相談にものっております。
皆さまにより良くなって頂けるよう最大限サポートさせて頂きます。

資格・所属団体

厚生労働省認可 国家資格
はり師 第136568号 / きゅう師 第136387号
多摩府中保健所届出済治療院
公益社団法人 全日本鍼灸学会 所属

安眠道鍼療院

住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-25-12ピネスプラザ 301号室
最寄り駅 JR中央線総武線、京王井の頭線吉祥寺駅から徒歩約5分