今年は2月に入って間もなく花粉飛散のニュースがあり、
「いつもよりも早い…!」
と驚かれた方が多いのではないでしょうか?
花粉症はご存知の通り、くしゃみ鼻水、目の痒みなどとてもではありませんが平穏な日常生活を送る事は困難なやっかいなアレルギー症状ですよね!?
花粉症などのいわゆる”アレルギー”は身体のさまざまな働きをコントロールする「自律神経」の乱れが原因のひとつとも考えられているのです。
今回は花粉症と自律神経にどんな関係性があるのか、日常でできる対処法も詳しくお話していきたいと思います。
目次
【2024年版】今年の花粉飛散予想をチェック!
自律神経と花粉症のつながりとは?
自律神経を整えて花粉症対策!服装や生活習慣のポイントまとめ
おわりに
2024年の花粉飛散予想をチェック!
2月に入って間もなくの花粉飛散ニュースが飛び交い、いつも以上に神経質になりやすいこの季節。
ここでは2024年版の花粉飛散予想と、あらかじめ知っておくと安心の飛散が増える日・タイミングについて見ていきましょう。
2024年の花粉飛散予想
2024年の花粉飛散予想についてまとめてみると、
- 2月中旬~九州から関東、東北の一部にてスギ花粉飛散開始
- 昨年、「猛暑日が多い」ことで、花粉飛散の時期が早まっている
- 鼻水や目の痛み、皮膚のかゆみの原因となるスギ花粉の飛散は3月上旬がピーク
- 鼻炎や結膜炎の原因になりやすいヒノキ花粉飛散は3月下旬がピーク
- 口腔アレルギーの原因になりやすい、北海道のシラカバ花粉は4月下旬から飛散開始
- 3月上旬から中旬まで、飛散が全国的にピークになる
となっていることがわかりました。
寒暖差や気候差が激しいこの季節は、約6℃程度の気温差でも心身のバランスをコントロールしている自律神経機能のバランスが乱れると言われています。
花粉飛散が増える日、タイミングとは?
花粉の飛散が増える日、タイミングを早めに押さえておくと前々からの対策や準備でダメージを最小限に抑えることができます。
“花粉の飛散が多い日とはどんな日!?”
- 雨が降った日の晴れた翌日
- よく晴れている日
- 平均よりも湿度が低く乾燥している日
- 日中の最高気温がいつもよりも高い日
- 強めの南風が吹いた後に北風に変わった日
の特に5つ。
この季節の毎年の花粉症に悩む方は、花粉飛散が増える上記のチェックポイントを押さえて服装や体調、生活習慣の管理を早めに見直し調整しておくことが安心ですよ!
自律神経と花粉症のつながりとは?
毎年花粉症に悩まされる人とあまり影響を受けない人との違いは、自律神経のバランスが大きく関係しているのです!
自律神経が乱れるとなぜ花粉症になりやすいのか?
ここでは気になる関係性を詳しく見ていきましょう。
自律神経と花粉症の関係性
花粉症(アレルギー症状)にかかわりの深い自律神経は、ズバリ“副交感神経の過剰優位”が原因の一つと言われております。
花粉症は自律神経の乱れで副交感神経の働きが過度になり、血管の拡張から鼻水や目の痛み、皮膚のかゆみといったダメージが出やすくなることが原因のひとつ!
自律神経のバランスが整っていると、花粉飛散が多い日でも交感神経が持つ血管収縮の作用がしっかりと働き、花粉ダメージを抑制する手助けが期待出来ます。
ですがこの時期は...?
- 寒暖差、気候差!
- 寒暖差によるストレス!
- 新生活に向けての準備や環境の変化!
などなど、一日いちにちが目まぐるしく変化する時期でもあるため、自律神経のバランスも乱れやすくなり、花粉症の症状(アレルギー症状)が出やすくなってしまうのです。
ヒスタミンと自律神経、花粉症の関係性
花粉症のさまざまな症状が出てしまうのは、自律神経の乱れ以外にも花粉の中に含まれるアレルギー物質がもとで発生する、ヒスタミンの影響が強くあります。
ヒスタミンの影響を受けると、血管が過度に拡張してしまうことで鼻水や皮膚の炎症、かゆみや痛みといった症状が出やすくなります。
そしてヒスタミンの影響で血管が拡張すると、この状態にかかわりのある副交感神経の働きも過度になってしまい、自律神経のバランスが崩れて花粉症症状の悪化、慢性化につながってしまうのです。
自律神経を整えて花粉症対策!服装や生活習慣のポイントまとめ
自律神経のバランスは、ストレスや寒暖差、生活習慣の乱れとほんのささいなきっかけでもバランスが乱れてしまうことがあります。
自律神経の乱れは花粉症のダメージはもちろん、心身のさまざまな不調にもつながりかねないため、ここではバランスを整えながらできる花粉症対策を押さえておきましょう。
花粉症の方にとっては今や常識かもしれませんが、去年の猛暑のせいで、今年は花粉の量が半端ない事から、今シーズン”花粉症デビュー”する方たちの為にも、今一度おさらいしましょう!
花粉症時期の服装のポイント
花粉が飛び交うこの季節は、一見目に見えずとも大気中に細かな花粉が飛散していると予想できます。
そのため、
- マスク、帽子、メガネで顔やお肌を守る
- 花粉の付着がしにくい、サラサラ素材の衣類を着用する
というポイントを押さえておきましょう。
逆にニットやウールなどの素材は静電気が起こりやすいことで花粉を吸い寄せ付着させてしまうため、服装にも気を配っておくことが大切です。
自律神経バランスを整える方法を身につける!
花粉症の影響から心身を守るために欠かすことのできない自律神経のバランス調整とは!? ・ストレスを溜めない、感じたらすぐに解消する
- 動く、休むというメリハリを心がける
- ※スッと寝つけて熟睡でき、気持ちよく目覚められる睡眠の質にこだわる
- 交感神経の刺激に良い、朝の積極的な活動や運動を行う
など、少し考えるだけでもたくさんの方法があります。
どれも効果的なものばかりなので、さっそく習慣づけてみてくださいね。
※睡眠に関しては専門の人に相談するのも一つの方法です。
花粉症対策・自律神経調整に良い食べ物を摂る!
身近で手軽に入手できる食べ物の中には、花粉症対策と自律神経の調整両方にアプローチできるものがいくつもあります。
- ヒスタミン抑制作用を持つ栄養が豊富な”梅干し”、”青魚”
- 免疫力アップの元、腸内環境を整える食物繊維が豊富な”キノコ類”や”根菜類”
- 粘膜を強化するビタミンAが豊富な”人参”、”カボチャ”
主食・主菜・副菜、一汁の栄養バランスの整った食事内容をベースにしつつ、上記の食べ物・栄養をたっぷりと摂り入れて身体の内側からの花粉症対策をはじめてくださいね。
おわりに
ムズムズぐずぐず、目の痛みがとてもつらい花粉症ですが、この時期だけの不調なのだと受け止め、自律神経のバランスを整えるところから始めてみましょう。
お伝えした対処法の積み重ねでツラい症状の緩和・予防につながり、春本来の心地よさを実感できますように!
参考
Tenki.jp
2024年 春の花粉飛散予測(第4報) – 日本気象協会 tenki.jp
安眠道鍼療院 自律神経コラム
花粉症の原因は自律神経の乱れ!?関係性と日常生活でできる対処法 | 吉祥寺の自律神経治療専門の安眠道鍼療院|国家資格保有の鍼灸院 (anmin-do.jp)
花粉症と自律神経の関係|花粉症対策に良い健康習慣を始めよう!吉祥寺安眠道鍼療院 (anmin-do.jp)