不眠になる原因とぐっすり眠るためのコツ|2021年版

近頃の新型コロナウイルスもワクチン普及と、我々日本人の手洗い、マスク着用等の努力が実り、落ち着きつつあります。
仕事やレジャー、スポーツなどでそれなりにハードな一日を過ごしたはずなのに、
寝る時間になってもぐっすり眠れず、その原因がわからないと悩んではいませんか?

一日の疲れやストレス、悩みを解決するために良い睡眠は欠かせない習慣でもあるので、
不眠になる原因とぐっすり眠るコツを早めに押さえておきたいですよね。
今回のコラムでは、自律神経のバランスを整えながら、「安眠」を取り戻すためのコツと、
不眠になってしまう意外に見落としがちな原因についてお話ししたいと思います。

不眠と自律神経の関係

【目次】
・疲れているのに眠れない…不眠の原因は何?
・ぐっすり眠って不眠とサヨナラ!良い睡眠に必要な習慣とは?
・まとめ鍼職人おすすめ!令和の安眠確保は徹底した”デジタルデトックス!!”

疲れているのに眠れない…不眠の原因は何?

カラダとココロが疲れを感じていると、
「今日はぐっすり眠れそう」
「しっかり眠って明日に備えよう」
などと、普通はそんな気持ちになるものですよね。
ですが実際にはいつまでも寝付けず、睡眠の質が悪いと不安になってしまうのには、いったいどんな原因があるのでしょうか?
ここでは、睡眠の質と深い関わりのある自律神経のバランスと合わせながら、不眠になってしまう原因についてお伝えしてみたいと思います。

スマホやパソコンを見る習慣があるため

スマホやパソコンを眠る直前まで見ていると、目や神経が疲れてぐっすり眠れる、なんてイメージを持っている人も少なくないのでは??
実はこの認識や習慣は大きな間違いで、眠る直前までスマホやパソコンを見ていると、眠りの質を低下させてしまうブルーライトを長く浴びることになるんです。
スマホやパソコンから発するブルーライトは、交感神経を高ぶらせ、眠気を誘発するメラトニンと言うホルモンの分泌を抑制する性質があります。
またスマホやパソコン上で細かに錯綜する情報は、脳や神経を興奮させて、余計に眠りの質を悪くしてしまうリスクがあるのです。

ストレスや不安などの精神的要因によるもの

睡眠の質は、ココロの状態に左右されると言われています。
仕事やプライベートの出来事、人間関係などで嫌なことがあったり、解決できないままの不安や悩みを抱えていると、それが眠りの質を悪くし、深刻な不眠に陥ってしまう人も少なくはありません。
不安定なままの精神状態をある調査によると、
・寝つきが悪くなった
・朝スッキリ目覚められず、余計にストレスと疲労が溜まる
と感じた人が全体の半数にも及ぶと言う結果が。
メンタル面の不安定さは、睡眠の質を深めることにかかわりのある自律神経の働きにも良くない影響をもたらすと考えられています。

「呑むと眠れる!」から「呑まないと眠れない!?」

寝酒の習慣が不眠の原因に!?

ストレスの緩和や疲労回復、眠りの質を深めるために、眠る前にアルコールを摂取する習慣を持ってはいませんか?
適度なアルコール摂取はカラダを温め、ストレスや疲労を緩和させる効果があると言われていますが、睡眠前のアルコール摂取は良くない習慣のひとつと考えられているんです。
その理由は、眠る前にアルコールを摂取してしまうと、
・カラダや神経、脳を目覚めさせるアクセル役の交感神経が刺激される
・深い眠りのことを言う徐波睡眠を減らす
・途中で目覚める、早期に目覚める覚醒が増え、睡眠の質が悪くなる
などのリスクがあるからなんです。

眠る前にお酒を飲むと、一時的にはぐっすり眠れても、交感神経が優位に立っているため、翌朝の疲労感をいっそう強く感じてしまう心配もあるんですよ。
また、寝酒は”睡眠時無呼吸症候群”のリスクをも高くさせる為、習慣化させない事が重要です!

不眠の原因""

ぐっすり眠って不眠とサヨナラ!良い睡眠に必要な習慣とは?

ぐっすり眠って朝に気分良く目覚められると、それだけで前向きなココロとカラダを維持できそうに感じますよね。
苦しくツラい不眠の悩みと早めにサヨナラするために、良い睡眠習慣を育てるコツ・ポイントについてお伝えしてみたいと思います。

夕方に軽い運動をしてみよう

運動は筋肉や関節を適度に刺激し、心地よい疲労感を与えて眠りの質を深めると言われているんです。
睡眠の質と深いかかわりのある運動は、カラダを動かす習慣がある人ほど、眠れない・寝付けない・朝起きれないなどのトラブルが少ないと言われるほど。
そのため、無理のない範囲で「一日30分ほど」を目安に、夕方に軽い散歩やジョギング、筋トレなどを習慣付けてみましょう。
夕方にこのような運動をしておくと、脳の温度が一時的にクールダウンし、睡眠時に横になってからの寝つきが良くなりますよ。
※夜間の運動は交感神経を高ぶらせかねないのでご注意を!

GABAを含む食品を摂取する

睡眠の質を高めて、不眠トラブルとサヨナラするためには、GABAという成分が含まれた食品の摂取もおすすめです。
GABAは高ぶり過ぎた交感神経を沈めてくれる効果が期待出来るもので、ある研究では、睡眠の30~60分前にGABAを含有する食品を摂取すると、睡眠の質が改善・向上したという報告も!?
リラクゼーションに働きかける成分・GABAは、わずか2週間の摂取でもぐっすり眠れる時間が増えると言われているため、含有の多い、
・トマト
・ケールをベースにした青汁やスムージー
・バナナ
・漬物(キムチ)
・ヨーグルト
などの食品を積極的に食べるようにしましょう。

不眠の改善に鍼灸のすすめ

毎日良質な眠りを得て、スッキリシャキッと目覚めるためには、眠る前にどれだけリラックスできているかが大きなポイントになるんです。
リラックスが良質な睡眠に良いと言われているのは、
・カラダやココロを休めるブレーキ役の副交感神経がやや優位になるため
・脳やカラダが「眠りのモード」に変わりやすくなるため
などの理由があります。

交感神経と副交感神経が1日を通してバランスよく働くために良質な睡眠ケアにおすすめなのが鍼灸です。

毎日を忙しく過ごしていると、セルフでの睡眠ケアが難しく、ときには面倒に感じてしまうこともあるでしょう。
プロの手にお任せできる鍼灸は、
・自律神経バランスの調整に働きかける
・不眠の原因となる首や肩の痛みやコリの解消、予防する
などの効果が期待でき、実際に施術を受けた20代の美容部員の女性からは、首や肩のコリが軽くなり、視界が鮮明になったり、お風呂上がりのようはほんわかした心地よさを実感できたとの体験談も報告されています。

鍼灸を受けるとほんわかした感覚が副交感神経をやや優位に立たせるため、睡眠の質が高まり、ぐっすり眠れる効果が期待できるようになるんですよ。

不眠解消には鍼灸

まとめ鍼職人おすすめ!令和の安眠確保は徹底した”デジタルデトックス!!”

この前、あるメンタルクリニックの先生のお話を聞きました。
その先生が仰るには、『安眠はデジタルデトックスを徹底すること』だと言い、極端な話、家のWi-Fi環境もオフにするとよいと話されていました。

元来単純な私は、早速その日から実行!
その足で、アナログ時計を買い、子供の頃から音がないと眠れないので、インターネットラジオから小型の据え置き型のラジオへと、そして、スマホは完全電源オフにして、手の届かない所へとすべて変えました。
すると、気のせい!?かも知れませんが、翌朝から”いつもより深く寝られた”と体感することが出来ました!

これを読まれているあなたにも是非おススメです。
「気のせいじゃないの!?」と思ってもまずは”実行”してみてください。
カラダが方向へと変わるのは、”素直さ”がとても大切です。
専門家の話を聞いて素直に実行する人は、必ずと言っていい程変わっていきますので、皆さんご自分に合った治療家の先生を見つけてみてくださいね!

ぐっすり眠る

参考資料
https://www.anmin-do.jp/column/entry/2020-2022/
(安眠道鍼療院 自律神経コラム 不眠の原因と対策について|2020年版)
https://www.kure-kyosai.jp/updateSystem/upload/cpap/2016118859291.pdf
(呉共済病院資料)

プロフィール

安眠道鍼療院 鍼職人 サトウ コウキ
鍼職人 サトウ コウキ

不眠をはじめ、肩こりや腰痛、背中の痛み、眼精疲労、ダイエット、生理痛・PMS、パニック障害などの自律神経のトラブルは一度お問い合わせください。
当院では施術のみならず、ご自分で出来る簡単なセルフケアや生活習慣の改善などを含め、ご相談にものっております。
皆さまにより良くなって頂けるよう最大限サポートさせて頂きます。

資格・所属団体

厚生労働省認可 国家資格
はり師 第136568号 / きゅう師 第136387号
多摩府中保健所届出済治療院
公益社団法人 全日本鍼灸学会 所属

安眠道鍼療院

住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-25-12ピネスプラザ 301号室
最寄り駅 JR中央線総武線、京王井の頭線吉祥寺駅から徒歩約5分