季節の変わり目による体調の変化について|2020年秋版

暑い夏が終わってホッと一息つく間もなく、
一気に肌寒い日が多くなってきましたね。

そんな季節の変わり目は、「風邪ではないけど、なんか最近調子悪いかも…」と、
何となく体調が悪いという方も増えてきます。

そこで今回は、
季節が冬に変わる今の時期も健康で過ごすために
気をつけたいことについてご紹介していきます。

【目次】
1.季節の変わり目に体調を崩す原因は?
2.元気に過ごすためのヒント
3.おわりに

1. 季節の変わり目に体調を崩す原因は?

夏から秋・冬に季節が移るとき、体調を崩す方が多いのはなぜでしょうか?
それは、気温差・気圧差が自律神経に影響を与えるためと考えられます。

私達の自律神経機能は「気温」や「気圧」が大きく影響しますよね。
さらには朝晩の気温差だけでなく、室内外の気温差も大きくなり、1日を通して寒かったり暑かったり…ということを繰り返しがちです。
このような環境の変化に対応しきれなくなると、体内の自律神経が乱れてしまうことになります。

自律神経とは、血行や体温調節といった私たちの生命活動を司る重要な存在。
この自律神経が乱れると「頭痛」「めまい」「食欲不振」など、様々な症状が現れるようになります。

▶この時期の体調不良については、以下のコラムでも詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
「秋バテと自律神経の関係について」
/column/entry/post-48/

こうした不定愁訴と呼ばれる「何となく調子悪い…」といった状態は、風邪などと違ってハッキリとした症状が出にくいこともあり、仕事や家事を休みにくいという方も多いもの。
とはいえ、具合が悪いことに変わりありません。本人にとってはとてもつらい状態ですよね。

そこで次の章からは、本格的に体調を崩す前に心がけたい、「元気に過ごすためのヒント」をご紹介していきます。

2. 元気に過ごすためのヒント

デリケートな今の季節、どのようなことに気をつけるべきなのでしょうか?
健康に過ごすためのヒントを見ていきましょう。

① 最低気温に対応できる服装をする

1日の気温差が大きく、洋服にも困るのが季節の変わり目。
通勤中は寒いのに、オフィスではじんわり汗ばんでしまう…といったことも多いですよね。
もし服装に迷ったら、その日の最低気温に対応できる服装を心がけましょう。

例えば、「ヒートテックのインナーを持ち歩く」「トラベルジャケットを持つ」など、脱ぎ着できるような工夫をして、できるだけ体を冷やさないことが大切です。
また、3首といわれる「首・手首・足首」を温めることもとても重要なので、ネックウォーマーやレッグウォーマーも上手に活用してみてくださいね。

② マスクをして鼻の奥を冷やさない

新型コロナウイルスの影響でマスクをする機会が増えています。
実はこれ、季節の変わり目に起きる体調不良にも効果的かもしれません。

マスクをしていると、鼻と口をガードしてくれますよね。
すると、鼻やのどの粘膜に当たる冷たい空気をシャットアウトすることができるようになります。
このことは自律神経の乱れによる体調不良や、寒暖差アレルギーによる鼻の不調にも効果的。
また、寒い日は耳当てもおすすめです。体内に冷気を入れないようにすることができますよ。

③ 朝に15分ほど散歩する

また、自律神経を整えるのに有効なのが、朝の軽い散歩。
起きて1時間以内に15分ほど近所を歩いてみましょう。
朝日を浴びることで体内時計がリセットされ、夜になったら自然と眠くなるようになり、睡眠の質が向上することも期待できます。

さらに、朝日を浴びれば「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンも活性化されるので、メンタル面の健康も期待できますよ。

④ スケジュールを詰め込みすぎない

季節が変わるタイミングで体調を崩しやすいという方は、この時期はあまりスケジュールを詰め込みすぎないよう注意しましょう。
行楽の秋でお天気が良いと色々出かけたくなってしまいますが、無理は禁物。もちろんお仕事も、あまりギューギューに予定を詰めないように。無理をしてストレスがたまると自律神経にも影響を与えるため、余計に体調を崩しやすくなってしまいます。

⑤ 天気痛予報をチェックする

そして最後は、「天気痛予報」をチェックすること。

天気痛予報とは、民間の気象情報会社であるウェザーニュースが運営するサービスで、その日の気圧や気温などから頭痛や関節痛が起こりやすいタイミングを予報してくれます。
エリアごとに詳しく予報が出ているので、ぜひ活用してみてくださいね。
▶天気痛予報はこちら
https://weathernews.jp/s/pain/

3. おわりに

今回は、体調を崩しやすい季節の変わり目を元気に過ごすためのヒントについてご紹介してきました。

やはり健康を保つには、「自律神経を整えること」が大切。
本当につらい時は、当院の鍼灸治療による自律神経の調整も検討してみてくださいね。
あまり無理をせず、ご自身の体を労わりながら元気に過ごしましょう!

【参考】
からだケアナビ(池袋大谷クリニック 大谷義夫氏 監修)
https://www.karadacare-navi.com/medical/19/

天気痛予報(ウェザーニュース)
https://weathernews.jp/s/pain/

プロフィール

安眠道鍼療院 鍼職人 サトウ コウキ
鍼職人 サトウ コウキ

不眠をはじめ、肩こりや腰痛、背中の痛み、眼精疲労、ダイエット、生理痛・PMS、パニック障害などの自律神経のトラブルは一度お問い合わせください。
当院では施術のみならず、ご自分で出来る簡単なセルフケアや生活習慣の改善などを含め、ご相談にものっております。
皆さまにより良くなって頂けるよう最大限サポートさせて頂きます。

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はり師 第136568号 / きゅう師 第136387号
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