季節の変わり目の体調不良はなぜ起こる?自律神経との関係性と健やかな心身を取り戻す対処法

皆さんこんにちは。まだ梅雨入り前にも関わらず、不安定な天候が続いたり、
また夏のような暑さに突然なったりと何かと身体に堪えるこの頃ですが、如何お過ごしでしょうか!?

初夏にかけての季節の変わり目は、本来とても過ごしやすい季節と言えるのですが、
何となく体調が不安定…なんて云う事が続く状況にお悩みではないでしょうか?

この時期は、梅雨入りが近づいていることもあり、自律神経に大小さまざまな影響が出て、
体調はもちろんココロの状態の不安定さも感じる人が増えやすい時期でもあります。

ここでは季節の変わり目の体調不良がなぜ起こるのか、気になる原因と自律神経との関係性、
健やかな心身で穏やかな毎日を送るための方法をまとめてお伝えしてみたいと思います。

【目次】
・季節の変わり目の体調不良の原因は?自律神経との関係性を合わせてチェック
・季節の変わり目の体調不良とサヨナラ!ベストコンディションを取り戻す対処法
・まとめ

季節の変わり目の体調不良の原因は?自律神経との関係性を合わせてチェック

梅雨から初夏にかけての季節の変わり目の体調不良は、
・寒暖差によるもの
・天気(気圧差)によるもの
これらが大きな原因と考えられています。
ここではさらに詳しく、季節の変わり目の寒暖差・気圧差が原因の体調不良と、自律神経との関係性を一緒に見ていきましょう。

寒暖差による体調不良と自律神経の関係性

交感神経・副交感神経からなる自律神経にはさまざまな役割がありますが、その中でも体温調整は重要な働きのひとつとなっています。
季節の変わり目は、暖かいかな?と思っていても、夕方などから急激に気温が下がって寒くなることも珍しくはないですよね。
寒暖差が激しいと自律神経のバランスが乱れ、体温を一定に調整するための機能が右往左往!
暑いと思ったら寒い状態に心身が追い付けず、重だるさや頭痛、様々な部位のコリ、ストレスなどにつながってしまいます。
またこの寒暖差によって自律神経は体温と発汗を頻繁に調整し、常にハードに活動するためそれに対応しきれず、更にバランスが乱れてしまうのです。

気圧差による体調不良と自律神経の関係性

自律神経の乱れからくる体調不良は、寒暖差ばかりではなく気圧の変化もその原因としてセットで考えられることが多くあります。
気圧はそれぞれに、
・高気圧:下流気流(時計回りに風が”吹き出す”)
・低気圧:上昇気流(反時計回りに風が”吹き込む”)
となるのですが、この気圧の状態をごく簡単に身体に当てはめていくと、
・高気圧=外から押さえつける力
・低気圧=内から外側に出る力
というイメージになります。
低気圧が来ている時期は、アクティブに活動するための交感神経よりも副交感神経が、より働く傾向にあり、重だるさや気分のウツウツ、アレルギー症状などが出やすくなります。
自律神経の交感神経と副交感神経が、天候や寒暖差などで乱れて様々な身体の不調が出て来る症状を、最近よく聞く様になった「気象病」や「天気痛」と云われ、
・耳が敏感な人
・乗り物酔いしやすい人
・完璧主義でストレスを上手く発散できない人
などが特に生じやすいようです。
急激な気圧の変化は自律神経のバランスを大きく乱し、免疫システムにも良くない影響を与えてしまうので特にコロナ禍の今は気を付けておきたいトラブルのひとつと言えるでしょう。

季節の変わり目の体調不良とサヨナラ!ベストコンディションを取り戻す対処法

季節の変わり目の体調不良とサヨナラし、この季節ならではの過ごしやすさをココロと身体の両方で感じ取るためには、
①食事
②睡眠
③リラックス
④運動
の4つが重要な解決策になります。
ここではさらに詳しく、季節の変わり目の体調不良の対策4つについて見ていきましょう。

①神経の働きをよくする栄養、食べ物の摂取

季節の変わり目の体調不良は、
・3食決まった時間に食べる
・旬の食材を積極的に食べる
・栄養バランスの整った食事内容
をベースにしながら、ビタミンB群やカルシウム、マグネシウム、マンガンの摂取を意識してみましょう。
・肉類や魚類、魚介類に多く含まれるビタミンB群:神経の働きを正常に保ち、不足すると自律神経の乱れにつながる
・海藻やキノコ、大豆製品に含まれているマグネシウム:ビタミンB群の働きを助け、腸内環境を整えて免疫力の向上につなげる
・乳製品に多く含まれているカルシウム:イライラや興奮を押さえて眠りの質を高める
・キウイフルーツや干しシイタケに含有されているマンガン:神経過敏を改善、予防する

“POINT!”
前回のコラムでもお伝えしたかも知れませんが、今、現代人に特に摂って欲しい物は ”鉄” です!食事では勿論ですが、しっかり摂る為に、サプリメントなども上手に活用してみましょう。
メンタルコンディションのサポートをしてくれる筈です!

②良質な睡眠リズムへと整えていく

スッと眠りにつけてぐっすり眠れる、朝にはシャキッと目覚められ良質な睡眠リズムは、心身のリラクゼーションにつながり、翌日も不調を感じることなく元気に活動できます。
睡眠のリズムを整え、質を高めていくためにも、
・40℃前後の湯温のお風呂に15分前後ゆっくり浸かる
・朝はカーテンと窓を開けて太陽の光を浴び、風にあたる
・眠る前の深酒やスマホ、パソコンの使い過ぎに気を付ける
といったポイントを意識してみてくださいね。

③リラックスできる時間を多く持つこと

季節の変わり目の体調不良の原因、自律神経はどれだけリラックスできるかがこの働きを安定させるコツになります。
忙しい毎日を過ごしていても、意識的に休息をとってリラックスすると、心身の疲れやストレスがリセットされて、もう一息頑張れるパワーのチャージになり、動く・休むのメリハリがつくことで自律神経の安定にアプローチできるでしょう。

④30分程度の運動を目標に

コロナの影響によってリモートワークが増えてきている今、これまでよりも活動量が減ったと感じる人は多いのではないでしょうか!?
季節の変わり目の運動は、自律神経の乱れを整えたりするのに一役かってくれます。
毎日30分程度の運動が理想と言われているため、リモートワークで鈍ってしまった身体をリセットするために、積極的に動かすようにしましょう。
ランニングや大股で大きく手を振りながらのウォーキングは良質な睡眠リズムを育てるためにも効果的ですよ。

まとめ

この時期は25℃と一気に気温が高まって夏日になっても、次の日は15~17℃程度と、寒暖差が10℃になってしまう日も珍しくはありません。
季節の変わり目の寒暖差や気圧差、ストレス等に負けない心身を作るため、お伝えした方法をひとつずつクリアしながら、健康で元気な毎日を過ごしていきましょう!

参考:安眠道鍼灸院 自律神経コラム「季節の変わり目は要注意!自律神経と体温調整の関係について」
https://www.anmin-do.jp/column/entry/post-77/

プロフィール

安眠道鍼療院 鍼職人 サトウ コウキ
鍼職人 サトウ コウキ

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