少しずつ春のやわらかな日差しと温かみを感じることが増えてきた今日この頃ですが、今年ももちろんやってきました!
あのしつこいくしゃみ鼻水と目のかゆみ、のどのイガイガなどの嫌な症状のあれです。
そう!『花粉症』の到来です!
ここでは花粉症時期にも健康的に明るく少しでもストレスフリーな毎日を過ごすため、花粉症対策に良い健康習慣をまとめてご紹介。
さらには花粉症と密接な結び付きがある自律神経との関係性についてもお伝えしていきますので、悩みやトラブル解決のヒント・アイディアを見つけていただきたいと思います。
【目次】
・2022年の花粉は多い?少ない?
・花粉症と自律神経の関係とは?
・花粉症対策に良い習慣とは
・安眠道鍼療院での花粉症治療は!?
2022年の花粉は多い?少ない?
花粉症に悩む人にとっても気になる情報となる、2022年の花粉の飛散量。
ここでは2022年の花粉飛散量が多いのか少ないのか、気になる予想データと花粉が飛び散りやすいタイミング、気候の特徴についてお伝えしてみたいと思います。
2022年の花粉飛散量
NPO花粉情報協会からの発表によると、
・2022年は花粉の飛散量が2021年夏よりも全国的に多くなる見通し
・東北、関東、北陸、東海にかけては2021年の1.5倍~3倍の花粉量が予測されている
・全国的に花粉が飛散する時期が長くなる見通し
という報告がされているため、2022年の花粉対策も万全を期しておくことが必須と言えるでしょう。
花粉が多くなるタイミング、天候とは?
天候には花粉が飛び散りやすいと言われているタイミングがあります。
・晴れている、または曇りの日
・雨が降った日の翌日
・日中の最高気温が平均よりも高めの日
・強めの南風が吹いたあとに北風に変わった日
・湿度が平均よりも低く、乾燥した日
また雨の日は一見、花粉の影響を受けないイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?
実は雨の降り始めは空中に浮遊してた花粉が落ちてきたり、雨上がりには地面に落ちていた花粉が空気や風の流れで飛散することもあるため、雨の日の花粉対策も徹底しておくことが大切です。
花粉が飛び散りやすい条件、タイミングや天候などをあらかじめ把握しながら、その状況に合わせたスケジュール調整や服装などを整えておくことも、花粉の影響を受けないための予防策になるでしょう。
花粉症と自律神経の関係とは?
花粉が多く飛び散っている時期でも、その影響を受ける人とダイレクトに影響を受けてしまう人には、どんな違いがあるのでしょうか?
ここでは花粉症の影響を受けやすい人に見られがちな自律神経の乱れと、花粉症との関係性についてお伝えしたいと思います。
自律神経の交感神経と花粉症の関係性
当院コラムをいつも読んで頂いている方は、自律神経の”交感神経”と言うと「アクティブモード」や「戦いの神経」というイメージが強いのではないでしょうか!?
実は花粉症の鼻づまりは、交感神経が優位に立つことで緩和すると考えられています。
その理由は、自律神経の交感神経には「血管を収縮」させる作用があり、この働きによって鼻の粘膜血管が収縮する事により、鼻水や鼻づまりを抑えてくれるのです。
戦いの時には”沢山の酸素”が必要ですから、交感神経はそんな役割をしてくれるのですね!
自律神経の副交感神経と花粉症の関係性
花粉症による鼻づまりなどのトラブルは、副交感神経が優位に立っている際に著しくなると言われています。
その理由は、交感神経から副交感神経へとスイッチされると、粘膜血管が拡張し、鼻水のあの不快なムズムズやぐずぐずした状態につながります。
また、自律神経バランスが乱れて副交感神経が”過剰優位”になると、アレルギー反応が出やすくなったり、うつ症状も出やすくなると言われております。
ですから、何事においても「バランス」はとても重要なのです!
花粉症対策に良い習慣とは
花粉症によるムズムズやぐずぐず、皮膚のかゆみや痛みは、強いストレスとなって自律神経を乱して他の不調を招く心配もあるため、早め早めの対策を継続していくことが肝心です。
ここでは花粉症対策に良い習慣、手軽にできるアイディアを集めてみましたので、ツラい時期も明るく笑顔で乗り切るコツを一緒に学んでみましょう。
朝に軽めの運動をする
朝は花粉の飛散が日中や夕方に比べて少ないため、花粉症に負けないカラダづくりや免疫バランスを整えるのに適した時間だと考えられています。
また朝の適度な運動は、交感神経を刺激してくれるため、アレルギー症状の軽減も期待できるのではないでしょうか!?
そのため適度にカラダを動かす運動習慣を持つようにしましょう。
・一駅歩いてみる
・エレベーターよりも階段を使う
メガネとマスクの着用
花粉症の基本的な対策となるメガネとマスクの使用は、コロナ時代であれば取り入れやすく、トラブルの予防につながります。
・花粉のブロック
・花粉、ウィルスのついた手でお肌に触れてしまう
またマスクは、不織布で3Dタイプのものを選んでおくと、通気性に優れていることで花粉症による呼吸の苦しさの軽減にもつながります。
花粉症のムズムズやぐずぐずが気になると、つい花粉やウィルスのついた手でお肌に触れ、肌トラブルを併発してしまうケースも少なくはありません。
花粉の影響をお肌に与えないためにも、マスクとお気に入りのメガネで万全な対策を取ってくださいね。
帰宅後にできる花粉症対策
お出かけやお仕事から帰宅したタイミングは、一見そうは見えなくても目に見えないホコリや花粉、ウイルスが衣類やお肌にたくさん付着しています。
お部屋の中にこれらを持ち込まないためにも、帰宅後はすぐに洗顔をしてお肌を清潔な状態に整えましょう。
また玄関先で、衣類の汚れをはらい落としておくことも、家の中に花粉やウイルスを持ち込まないための対策になります。
安眠道鍼療院での花粉症治療は!?
当院の花粉症治療は!?と言いますと、実は”主訴”が花粉症でと云う方はおりません。
皆さんご存知の通り、うちは”自律神経専門”の治療院ですから、自律神経系のお悩みの方が殆どです。
しかし、現代社会において花粉症”ではない”人を見つける方が困難なこの時代、これまた花粉症でお悩みの方はやはり多いものです。
そこで経験上よく仰って頂くのが
「今年は去年よりも花粉症楽なんですよ!何ですかね??」
とか、
「今年も花粉症はあるけれど、でも今年は薬飲まないで過ごせてますよ!何ででしょう??」
そらそうです、花粉症でケアに来ているわけでは無いのですから、ご本人達は不思議なんでしょうね!
そこで、免疫システムやそれらとの自律神経系の関係、そして体内ではどんなメカニズムでアレルギー症状が軽減されているのであろうかと云う事を詳しく説明すると、やたらと感謝されます(笑)
最後に、未だしつこい新型コロナウイルスと花粉症の見分け方の目安をひとつ。
まずは、花粉症は高確率で
“目のかゆみ”
がありますので、これは判断材料になるかと思います。
逆に新型オミクロン株の特徴としての目安は罹患した方の話をまとめると
“全身の倦怠感”と”のどの強い痛み”
があると云うところです。
ただ、気を付け無ければいけないのが”併発”もあるので、症状が重複する場合は専門機関の受診をお勧めします。
春は本来、これまでの厳しい寒さが緩和して気持ちが明るくなる分、何か新しいことを始めたくなる魅力的な季節でもあります。
やわらかな日差しによる温かみや、自然に前向きになれる春ならではの季節ならではの魅力をココロとカラダで感じ取ることができるよう、花粉症に負けない体質作りと健康管理を早めに習慣付けておきましょう。
私の希望は、また仲間達と外でバーベキューすることです!
皆さんは何ですか!?
参考
・安眠道鍼療院 自律神経コラム:花粉症
https://www.anmin-do.jp/column/category/cat50/
・アレグラFX 花粉症対策まとめ2022 2022年の花粉飛散量
https://www.allegra.jp/hayfever/forcast.html