昨今、朝起きてからストレスを感じる方が増えていると聞きます。
本日は当院が考える安眠についてお話をします。
【目次】
・現代の睡眠事情
・責任やパフォーマンスが求められる時代だからこそ
・どうして鍼灸で眠れるの?
・治療とあわせてセルフケアも大切
・安眠は健康の象徴です
現代の睡眠事情
日本は、ショートスリーパーの数が世界で韓国に次ぎ、第二位ともいわれています。
我が国で「安眠」できている方はいったいどれ程のいるのでしょう・・・
家事や仕事のストレスなどから、体はリラックス出来ていないままの状態で眠りについているなど、こんな状況思い当たる方も多いのではないでしょうか?
NHKの調べでは、成人5人にひとりが睡眠障害だと云われ、また20人にひとりは睡眠関連のお薬を使用しているとも云われています。
これだけ、現代社会での睡眠事情は深刻なのです。
現在20~30代の方を中心に、睡眠不足の自覚がない「かくれ不眠」が流行ってる様な気がしています。
「どこでもすぐに眠れるよ」と、自慢している方ほど黄色信号。
疲労した体が「眠りたい」というシグナルを飛ばしている状態。
云わば「気絶」にも似た様な感じ。
理想の睡眠はだいたい10分位まどろんで眠っていくが良いと云われます。
患者さまの中には、体が動くからと無理を重ね、症状を悪化させてから訪れる方も少なくありませんので、早期にケアをする事が大切です。
睡眠は、体の疲労を回復し、且つ修復するとても大切なものです。
なんと云っても人間は人生の約1/3~1/4は睡眠に充てているとも云われていますから。
睡眠中は成長ホルモンなどの分泌と、副交感神経の働きが疲れた体を癒します。
満足な睡眠、安眠がとれていないと、
・体もきちんと修復されず
・疲労も回復せず
・腰痛
・肩こり
・朝からイライラ
・免疫力の低下
など不眠に陥りメンタル系の障害など、さまざまな不調を呼び込んでしまいます。
責任やパフォーマンスが求められる時代だからこそ
「今日も一日がんばるぞ!」と、さわやかな気持ちで朝を迎える。
それが、当院の考える「安眠」の定義です。
自律神経のバランスを整え、心身ともにリラックスして眠らなければ、そんな朝は訪れないのではないでしょうか!?
当院では、鍼灸を通じて自律神経機能に対しダイレクトに揺さぶりをかける事により、一人ひとりの患者さまに真の睡眠、安眠を届けたいと切に願っております。
どうして鍼灸で眠れるの?
「どうして鍼治療で眠れるの?」
と聞かれたとき、私は逆に問いかけます。「どうしてお薬で眠れるの?」
理由は何でしょうか?
それは薬が直接脳に眠る為のシグナルを届けるからです。
当院の施術では、自律神経のバランスを整える事をメインに、心身をリラックスさせる事により、もともとそなわっている睡眠への誘導を自然に発生するように促します。
ほかにも、血行がよくなり、深部体温が上がれば、体は眠りへと向かっていきます。
治療とあわせてセルフケアも大切
自律神経のバランスの乱れは、ストレスだけではなく、生活習慣からも起こるもの。
暴飲暴食、過度の喫煙。患者さま自身のセルフケアも規則正しく、コツコツ続けて行く事が非常に大切です。
食事への考え方や適宜に好きな事、趣味などでリラックスをする事。
就寝前のスマホなど知らず知らずのうちに不眠へと導いてしまう様な癖を改善するなどご自分に合ったケアを見つけてみてください。
とはいえ、毎日仕事や家事に忙しい皆さまのこと、完璧なセルフケアは難しいのが現実でしょう。
だからこそ私は、「できることから少しずつやりましょう!」と声をかけています。
安眠は健康の象徴です
「具合が悪くなると、動物は飲まず食わずでひたすら寝ている。なぜかわかるかい?」
私がまだ学生だった頃、講義中にとある先生がおっしゃっていた言葉が、いまでも耳に残っています。
その時に睡眠の自己修復能力に驚くとともに、「しっかりした睡眠(安眠)を保てれば健康維持が出来るはず」と強く思いました。
私は、鍼灸治療を通じて自律神経のバランスを整え、それにより心身のバランスを整え、ひとりでも多くの患者さまに「安眠道」をご提供出来ましたら光栄です。
またストレスの多い現代社会だからこそ安眠は「最高のアンチエイジング」であるとも考えています!
家族のように寄り添う心をモットーにご相談をお待ちしております!