新生活のスタートから早いものでもう1ヶ月以上経とうとしておりますが、皆さんぼちぼちやっておりますか!?
長く続いていた緊張感を大型連休中にリセット・ケアできたと感じているのに、連休明けになると憂鬱になったりやる気が出ない、頭痛などの新たな不調が出ている方、いませんか!?
長期の連休明けは、これまで感じていた緊張の糸がぷっつりと途切れることで自律神経に影響を与えてさまざまな不調が出る事があると云われております。いわゆる「五月病」というやつです。
今回は自律神経の乱れと五月病の関係性や、元気な心身を取り戻す工夫、考え方を詳しくお話してみたいと思います。
【目次】
五月病とは?原因やなりやすい人のタイプをチェック!
五月病と自律神経の関係性とは?
自律神経を整えて五月病とサヨナラ!日常の工夫と上手な考え方
まとめ
五月病とは?原因やなりやすい人のタイプをチェック!
大型連休中に新生活の緊張をほぐすことができたと感じているのに、休みが明けた途端に憂鬱ややる気が出ない、頭痛などの五月病の典型的な症状が出てしまうのはナゼなのでしょうか?
ここでは五月病の原因と特に注意しておきたい人のタイプをお伝えしていきます。
五月病の原因とは?
五月病は新生活のスタートによる長く続いていた緊張感がほぐれ、この急激な変化が自律神経に影響を与えてさまざまな不調が出ると言われています。
また連休明けは、真夏のように気候が高い日が続いたかと思うと急に10℃前後の気温や気圧の差が出てしまう気候の変化が著しい時期でもあります。
気候の急激なゆらぎにも体温調整の働きを持つ自律神経が追い付けなくなってバランスが崩れ、憂鬱感ややる気が出ないといった五月病の症状が出やすくなるのです。
五月病になりやすい人のタイプとは?
五月病は環境の変化に慣れて緊張の糸が切れ、この変化が自律神経に影響を与えることが原因のため、性別や年代に問わずに誰にでも起こりえると言えます。
ただ、
・”全か無”完璧主義で、手を抜くことができない
・つい何々「すべき!」と思ってしまう…
・イヤなことをガマンし、NO!と言えない性格
・ストレスを上手に解消できない
・まわりに気を使って合わせすぎてしまう
という、「真面目で優しい」タイプが特に五月病になりやすい傾向にあると云われます。
連休明けの不調が続き、これがあの「五月病?」などと漠然と思っても、ほとんどの場合は楽観視したりそもそものケアがわからないと悩むこともあるでしょう。
五月病は早めにケアしないと、6月・7月になっても症状が長引いたり、うつや適応障害、パニック障害など心配な疾患に移行するケースもあるため、楽観視や自己判断はタブーと言えます。
五月病と自律神経の関係性とは?
心身のコンディションを担う自律神経は、バランスが崩れると自律神経の交感神経・副交感神経それぞれの働きが作用しなくなったり、スムーズに入れ替わることができずに五月病の症状が出やすくなります。
ここでは五月病と、自律神経の交感神経・副交感神経それぞれの関係性を詳しく見ていきましょう。
五月病と交感神経の関連とは?
自律神経の交感神経は心身に活力を与える、車でいうとアクセルのような役割を担っています。
連休明けに新生活のスタートによって長く続いた緊張の糸がぷっつりと途切れると、急激な内面の変化が自律神経に影響を与えて交感神経の働きが悪くなります。
つまり、新年度から気を張ってがんばって生活し、ようやく慣れて来た頃の長期連休で、また一気にエンジンが冷めてしまう…
暖気がせっかく終わってさあ少しアクセスをもうちょっとフカすか!と言った時に、エンジン
をストップさせている様なものですから、リズムが狂ってしまうのですね。
その結果…仕事や家事の身が入らない、趣味を楽しむやる気が出ないといった五月病ならではの不調が出やすくなるのです。
これが更に悪化すると…エンジンブロー、つまり鬱などへと変化してしまうわけです。
五月病と副交感神経の関連とは?
副交感神経は血液循環を促したり、心身をリラックスさせる、車でいうとブレーキの役割を担っています。
自律神経が乱れて副交感神経の働きが弱まってしまうと緊張や不安感がいつまでも続いて心身や脳が安らげずに、眠れなくなったり何もしていない状態でもストレスや何となく疲労を感じていたり、また、副交感神経は”消化管”の働きを促す神経ですから、お腹の調子もいまいち等と云った症状が出やすくなるのです。
自律神経を整えて五月病とサヨナラ!日常の工夫と上手な考え方
五月病のつらい症状に気づくと、このまま改善できないのではないかと不安になることもあるでしょう。
ここでは五月病による心身の不調をケアして元気を取り戻すため、日常を過ごしながらできる工夫と上手な考え方を詳しくお伝えしてみたいと思います。
癒しの時間をできるだけたくさん作る
自律神経の乱れによる五月病は、ホッと癒される時間をたくさん作ることで解決につながります。
その理由は、ゆったり寛ぐ時間を設けるだけで、自律神経のバランスが整い交感神経・副交感神経それぞれの働きが正常になっていくためです。
・ペットと触れ合う(動画でもよし!)
・好きな香りのアロマやお香、ハーブティーを楽しむ
・気分がHAPPYになる音楽を聴く、映画を観る
そして、あと意外とやって居ないのが、たまには思いっきり”泣く”事です。
涙で余分なストレスのデトックスをしてみましょう!
あたくし鍼職人もたまには、そんな事をやります。あの可愛い子供がお使い行く特番なんて、ダメですね〜疲れと不安と心細さで泣き出しちゃう所なんてねぇ〜あと、あれ!ドキュメンタリーで花嫁が父にお礼の手紙読むやつ!あんなん平常心で見られますか!?あとは…とまあ、まだまだ色々ストックはあるのですが、たまには笑いだけでは無く、思いっきり泣いて「メンタルデトックス」をやってみてください。とてもスッキリするはずですから!
散歩やラジオ体操など気持ちの良い汗をかこう
運動をするのに快適なこの季節、自然の中での散歩や家でも手軽にできるラジオ体操は、
全身の血液循環を促します。
すると新鮮な酸素が体内にたっぷり摂りこまれて細胞が元気になり、運動中の適宜の休息によって自律神経のバランスをが整っていきます。
身体を動かすと精神的な疲労が肉体的な疲労に変わり、休息をすることですべての疲労がリセットできるため、運動は定期的に行うようにしましょう。
メンタルケアに効果的な食べ物・栄養を補う
現代人は”栄養不足”だと云われているのご存知でしたか!?
にわかに信じ難いと思いますが、これは本当の話で、「カロリーは足りているが”栄養不足”」である云われております。
特に五月病による憂鬱感や メンタル的な不調は、栄養バランスの整った食事を心がけながらも、特に気をつけて摂って欲しいのが、
・タンパク質
・鉄(メンタルにはとくに重要!)
・マグネシウム
・亜鉛などです。
よく私もどんな食物に入っているか聞かれますが、食物で摂るとなると量が多くなるので、私はサプリメントを使用しております。
更にサプリメントを摂る時のコツは、”食事と一緒に摂る”事で、吸収率が上がりますから是非やってみてください。
腸内環境を整えるとかお日様を浴びるなどは言わずもがなですので、省略いたします。
まとめ
近年は本当に気温と気圧の差が激しく、今年などは朝夕で10℃以上違う日も珍しくなくなって来ました。
こんなんでは、自律神経機能はたまったものではありません。
体温を一定に保つのが自律神経機能の大事な仕事。
暑かったり寒かったりとおおいそなわけです。
これを車で例えてみますと、急発進と急ブレーキを繰り返している様なもの!エンジンにも良くありませんし、燃費も良くないに決まっています。なので、この時期は特に疲れやすく何となく調子が上がらない事が多いのです。
これが、温度・気圧が安定して来たら自動運転の様に一定のスピードで走行出来ますから、燃費も良く疲れにくくなってくるのですね。
そんな気候に負けない身体作りに一番大切な事は、やはり規則正しい生活です。現代的に言えば生活をルーチン化するのです。少なくとも、寝る時間と起きる時間は同じにする事で、体調がブレにくくなりますので、出来る範囲で試してみてください。
長い人生では環境の変化は繰り返し訪れると言えるため、それを後ろ向きにとらえず、新しい出会いや楽しみが作れるかもしれないと前向きに考えてみてはいかがでしょうか?
自律神経のバランスが崩れたことによる五月病は、新生活のスタートで頑張り過ぎてしまった自分をいたわるサインとも言えます。
今日からはこれまで以上に癒しの時間をたくさん作って、本来の元気を取り戻してくださいね。
参考:安眠道鍼療院 自律神経コラム「五月病は自律神経の乱れが原因!?その関係性と元気を取り戻すためのセルフケア」
五月病は自律神経の乱れが原因!?その関係性と元気を取り戻すためのセルフケア | 吉祥寺の自律神経治療専門の安眠道鍼療院|国家資格保有の鍼灸院 (anmin-do.jp)
参考:日本予防医学協会 健康づくり かわら版「環境の変化が引き起こす『五月病』とは」
環境の変化が引き起こす『五月病』とは? | 健康づくりかわら版 (jpm1960.org)