春を飛び越えて真夏のような陽気かと思えば、一気に気温が下がる……そんな不安定な日が続いていますね。
そんな毎日でも、仕事や家事、育児、プライベートの予定に追われて慌ただしく過ごしていると、
「集中力がキープできない、上がらない……」
「いいアイディアがひらめかず、頭がぼんやりしている……」
「仕事のミスが増えてきている」
「最近ちょいちょい忘れ物をしたり……」
といった不調に気づくことがあるかもしれません。
このような不調の背景にあるもののひとつとして、今回は「脳疲労」に注目。
要注意の症状とその関係性、そして安心して実践できる対処法について、わかりやすくお伝えしていきます。

【目次】
- 脳疲労とはどんなトラブル?セルフチェック方法も解説
- あなたは大丈夫?脳疲労のチェックリスト
- 脳疲労の原因に!?要注意の症状とは?
- 脳疲労を予防・緩和するためにできること
- おわりに
脳疲労とはどんなトラブル?セルフチェック方法も解説

ここ最近頻繁に見聞きするようになった「脳疲労」ですが、心身の不調の原因となり、安定的な日常生活を脅かす、注意しておきたい問題です。
脳疲労がどんな状態なのか、自身の脳疲労レベルを判断する方法をさっそく見ていきましょう。
脳の役割と脳疲労について
脳はそもそも、
- 物事を考える、記憶する
- 嬉しい、悲しい、楽しい、怒りなどの感情をコントロールする
- 体温、呼吸、ホルモン調整
- 運動機能の調節
など、健康で安定的な心身を保ったり、生活の中での行動をスムーズに進めるための重要な役割を担っています。
ですが、日々の生活が忙し過ぎてストレスや疲労を感じると、脳の働きをサポートする自律神経が疲弊した状態に。
脳の中に“自律神経の最高中枢”がありますから、自律神経が乱れると脳の上記のような役割も低下してしまいます。すると心身ともにぐったりどんよりとした疲労を強く感じ、この状態が脳疲労をも引き起こしてしまうのです。
あなたは大丈夫?脳疲労のチェックリスト
やる気や集中力の低下、頭がぼんやりとして物事を上手く考えられない、そんな不調はすぐに原因がわからず余計にイライラ・モヤモヤしてしまいますよね。
忙しい毎日を過ごす方に見られる脳疲労は、以下のチェックリストでレベルの判断できます。
☑朝起きてから4時間ほど経っているのに眠気、倦怠感がある
☑寝つきが早く5分以内で眠ってしまっている
☑食欲増加、低下の落差が激しい
☑仕事、勉強、趣味に集中できず楽しめない
☑暑さと寒さを両極端で感じ、体温調整がうまくできていないと感じる
上記のチェックリストに当てはまる部分が多いほど、脳をコントロールする自律神経が疲弊し、脳疲労のリスクが高いことのサインといえますよ。
脳疲労の原因に!?要注意の症状とは?

脳疲労は何事にも集中できず、興味ややる気の喪失、心身ともにどんよりした状態となるため、仕事や家事、スポーツのパフォーマンス低下と深刻な影響につながってしまいます。
脳疲労につながるのはどんな症状がきっかけなのか、具体的な症状と原因、関係性について見ていきましょう。
集中力がキープできない
仕事や家事、スポーツや勉強をしていても集中できず、やる気が低下していると感じるのは、脳の血流が充分では無いことが原因のひとつの可能性が考えられます。
脳の血流はさまざまな組織や神経に栄養・酸素を運んで脳が持つ役割をサポートします。
健康で血流が良い脳は、やる気や集中力を司る前葉頭の働きが活発になります。
そのため、脳疲労は前葉頭の役割が活きず、集中力ややる気の喪失、感情コントロールが不安定につながってしまうのです。
いいアイディアがひらめかない
仕事やプライベート、人間関係で何か問題が起こった時は、早く解決するためのアイディアを考えることが自然ですよね。
ですが、一生懸命頭をひねって解決策を考えてみても、いいアイディアがひらめかないと云うのは、脳が疲弊し脳疲労が原因となっているかも!?
脳はそもそも、過去の経験や記憶を整合、呼び覚まして問題に関してのベストなアイディアを閃かせる役割があります。
ですが、不規則な生活やストレスの多い毎日で自律神経が乱れていると、脳が持つ上記のような役割も低下し、脳疲労が常態化しやすくなるのです。
仕事のミスが増えてきている
仕事はどんな些細な業務内容であっても責任があるので、ミスをすると深く落ち込み、強く焦ってしまうことがあるでしょう。
もし、仕事のミスがこれまでよりも増えてきている場合は、脳疲労が大いに考えられるため注意が必要です。
仕事のミスが増えているのは、脳が充分休まって居ないが故に、心身のコンディションが整っていないことで自律神経バランスに影響し、集中力や判断力が落ちて来てしまいます。
ミスが増えるほど脳に焦りや落ち込みのマイナス感情の積み重ねも防がねばなりませんからね!
脳疲労を予防・緩和するためにできること

脳疲労を予防・緩和するためにできることは、
☑睡眠の質に気を配ること
☑腸の健康に気を配ること
の2つがあります。
まず、ぐっすりと眠って朝さわやかに目覚められる良眠は、
- 脳疲労の原因となる老廃物を除去する
- ストレスや疲労でダメージを受けた脳神経細胞の修復、再生を助ける
などなど、脳疲労を回復させて脳本来の機能活性化をサポートします。
アメリカの有名企業や日々ハードな業務をこなす航空業界の方の中には、一時的なお昼寝・パワーナップを取り入れ、脳疲労の緩和・予防にアプローチしているとの情報が!
それほどに、睡眠は脳疲労改善の基本となります。
また「脳腸相関」というフレーズが注目されているように、脳と腸は密接な結びつきがあるため、腸を整えることが脳機能の安定につながります。
- 食物繊維や乳酸菌など腸が喜ぶ栄養を積極的に摂る
- お腹を温めて腸の血流を良くする(のぼせやすい方は腰側から温めてください)
- 腸の血流が悪くなるストレスを溜めず、すぐにリセットする
- こまめな運動を習慣にしてみる
などなど、腸に良い習慣を心がけてみましょう。
上記のポイントを意識すると腸の健康がキープでき、連動している脳にも良い影響が伝わって、脳疲労改善・予防につながっていくでしょう。
おわりに

いろいろな出来事がある毎日ですので、脳疲労の原因、ストレスや疲労を完全にシャットアウトするのは難しいかもしれません。
ただ、規則正しい生活やストレスケア、睡眠の質、腸活に意識を向けてみることで脳疲労の予防・改善にアプローチできます。
お伝えしたポイントをコツコツと実践しながら、やる気に満ちた毎日を取り戻していきましょう。
参考
安眠道鍼療院 自律神経コラム 脳疲労
脳疲労 | 吉祥寺の自律神経治療専門の安眠道鍼療院|国家資格保有の鍼灸院
がんばるあなたに。疲れの情報局|アリナミン「脳疲労とは?休んでも疲れがとれない、集中力が続かないのはスマートフォンなどの影響?原因と対処法も解説」
脳疲労とは?休んでも疲れがとれない、集中力が続かないのはスマートフォンなどの影響?原因と対処法も解説|がんばるあなたに。疲れの情報局|アリナミン
医療法人 稲村脳神経外科クリニック
脳の解剖とはたらき