皆さんこんにちは。
雪からの冷たい雨に、数日前の半袖で過ごせる様な気候からまた真冬に逆戻り…
これじゃあ気分も身体も軽く、心地が良いなんて訳には中々なりません。
疲労感も抜けず重い頭と身体を、引きずりながら出勤や通学なんて方、おりませんか!?
そんな方々にお聞きしてみたい事…
“頭大丈夫ですか!?”
決してふざけている訳では無く、本気で「頭?大丈夫でしょうか…?」
と言いますのも、最近この“頭”が原因の疲労感が注目されているのをご存知でしたか!?
【目次】
- 頭の疲労=脳疲労
- 脳はなぜ休息出来ていないのか?
- 脳疲労とデジタルデバイス
- 脳疲労と感じたらしっかりと眠りましょう!
- 安眠に鍼灸ケアが選ばれる理由
- さいごに
頭の疲労=脳疲労
少し過激な言い方をしてしまいましたが、正確に言うと
“頭はいつもクリア”ですか!?いつも「頭はシャキッ」としていますか!?
と言う事をお聞きしたかったのです。
- 睡眠時間のわりには疲れが抜けない…
- 疲れやすく疲れが抜けにくい…
- 些細な事でイライラする…
- 頭痛や肩こり、めまいなど…
こんな症状が思いあたる方、そんな方々は“脳疲労”が原因のひとつかも知れません!
身体的疲労感は、極論を言えばヨコになっていれば回復ある程度回復して来ますが、
なぜ5〜8時間程度横になっているのにも関わらず、疲労感が抜け無いのでしょうか?
それはやはり、「頭=脳がしっかり休息出来ていない」からでは無いでしょうか!?
ですから、冒頭の様に頭大丈夫ですか?とお聞きした次第なのです。
脳はなぜ休息出来ていないのか?
この原因は何と言ってもこちらのサイトでも何度も申しておりますし皆さんもお気づきかと思いますが、様々な“デジタルデバイス”がやはりトップに来るでしょう。
しかしながら、現代社会ではPCやスマホはもう必須アイテムとなり、しかも学業などでも今はタブレットで授業を受ける時代。
私が子供の頃は、パソコン(マイコンなんて呼んだ時代もありました笑)なんて、どデカいテレビにデカいボタンのキーボード、一家に一台あれば最先端の家庭でしたし、立ち上がるのを画面を見ながらジーっとシビレをきらしながら待つなんて時代でしたが、今や一人に一台或いは、仕事用とプラベート用に数台持つなんて当たり前の時代。これを書いている私ですら、プラベート用と電子カルテ保管用に2台PCを持っているほどですから、仕事で使っている方は尚更でしょう。
当院に研修に来る学生も、今はタブレットを片手に見学しておりますから変わったものです。
調べ物も、今は何でもスマホですものね?全てデジタル漬けの訳です。
では…なぜデジタルデバイスは脳疲労の原因になるのでしょうか?
楽しく動画やゲームも出来る気分転換になる面もあるのに、なぜでしょう?
脳疲労とデジタルデバイス
もの凄く便利なこのPCやスマホ。なぜ便利なのか?それは膨大な情報量があるからでは無いでしょうか?
そう、たっくさんの情報が脳に入って来るのです。
こんな経験ありませんか?
買う物を記憶してお店に行き、お店に入って品物達を目にしたら、アレ?何買うのだったっけ💦!?
みたいな感じ。私はよく100均に行くとなりますがあれは、一気に情報が脳に入って来て一時混乱してしまうのですね。
それで冷静に思い出して買い物すると云う事ありません?
デジタルデバイスも同様情報を処理する事で脳が右往左往…。
しっかりと休まる暇がありません。加えてこれも皆さんよく聞く“ブルーライト”。
これ自体が悪いわけでは無いのですが、(お日様の光もブルーライト)眼の網膜の細胞に体内リズムを感じる細胞があると云われておりますので、長い時間デジタルデバイスに触れていると、常に脳は「お昼=活動(アクティブ)」な状態。
これが、眠る時間に近くなって来たらスマホやめましょうと云われている理由のひとつです。
つまり、“ブルーライトは脳を覚醒”させるのですね。
ですから当院に来る睡眠に関してお悩みを抱えて来る方には、まずは目覚まし時計を用意して頂いております。
皆さん大抵の方はスマホのアラームで起きたり、または枕元に置いて時間を確認しているのでは無いでしょうか?
まだ数時間寝る時間があるのに、スマホで時間をチラ見するだけでも、脳は覚醒してしまう可能性がありますから、まずは時計から「アナログ」に戻して頂いております。
まずは少しデジタルデバイスを遠ざけて、しっかりとした睡眠を取る事が必須な事かと思っております。
以前もどこかでお話したかと思いますが、昔私が六本木で院長をして居た時代に、かの有名ゲーム会社の超人気タイトルの制作に携わっている方が常連さんでおりましたが、その方は自宅にはPCもテレビも置かずラジオしか無く、わざと古民家風のアパートで畳の上でちゃぶ台で暮らしているのだそうです。そうしなくてはとてもじゃ無いがやっていられない程、PC漬けでキツいのだと言われておりました。
まあこのケースは特別かも知れませんが、これくらいメリハリつけた方が脳には良いのかも知れませんね!
脳疲労と感じたらしっかりと眠りましょう!
私達人間はしっかりと眠らなければいけません。
なぜか?しっかりと深い睡眠を取る事で“脳の疲労回復”をさせるからです。
(※睡眠と脳疲労回復についてはこちらを参考にご覧ください。https://anmin-do.jp/column/post-904/ )
当院はしっかりと深い睡眠を取って頂くのが健康へのまずは必須条件との思いで、「安眠道」と名づけました。
ですから睡眠に関してたくさんのお悩みを頂きます。
そんな睡眠にお悩みを抱えている方は、必ず睡眠のみならず他の不調もついて来ます。
めまいや肩こり、頭痛はもちろんの事、頭重感や倦怠感ほぼほぼセットです。
そんな睡眠状況を少しでも改善していくだけでも、身体も必ず変わっていくものです。
しっかりと脳を休める事が出来ると、身体は軽くなります。身体が軽くなると心も軽くなります。
「メンタルは身体をコーティング」しているので、身体が元気になるとメンタルも快適になるのです。
ですから、“疲れが抜けていない・疲れやすい”はまずはしっかりと深い睡眠を、「安眠を取って」脳を休ませてあげる事です。
どんな事で安眠生活、いわゆる「安眠道」を歩めるかといいますと、
- 足元を冷やさない
- お風呂は寝る2時間前位に(シャワーNG湯船に2回は浸かるのがベスト)
- 夕食は食べ過ぎない
- デジタルデトックス
- 温度管理は空間管理
ざっとこれらをするだけでも、経験的にかなり改善されると思いますよ!
安眠に鍼灸ケアが選ばれる理由
なぜ私達、鍼師に注目が今集まっているのかと思いますと、皆さん口々に言うのは
「薬に頼りたく無い…」
と云うもの。でも私はこれには些か疑問があります。
なぜ薬に頼ってはいけないのでしょうか!?
薬は怖いものですか?
確かに薬と言ってもたくさんの種類があります。
ぬり薬ひとつとっても、弱いやつから超強力なものもあります。痛み止めもやんわり効く奴から専門のドクターがいる麻酔まで様々な物があります。
なぜそんな薬を毛嫌いするのでしょうか?
私的見方からしますと、まず一つは…
~薬を常用する自分(病人の様な感じ)を受け入れられない…~
これは大抵最初の方は当てはまるかと思いますが、人間皆完璧ではありません。風邪をひいたりお腹を壊したりした事なんて皆さんおありでしょう?
そんな時休めたらベストですが、大事な事の前に起こってしまったら、風邪薬やお腹の薬だって頼るでしょう。また今の時期、花粉症の人はそれに対応したお薬を服用するでしょう?毎年今年はこんな薬が出た!なんて皆さんお話しているでしょう?
なぜそんな怖がったり悪者にしたがるのでしょう…?
それはきっと…
~やめられ無くなったらどうしよう!~
と云う思いからなのでは無いでしょうか!?
そう、私も薬の頼るのは悪い事ではありませんが、“薬に依存”するのはまた別の話。
症状は改善しているのにも関わらず、お守り代わりに飲んでしまう様な事は避けないといけません。
それはあなたの「脳が依存」しているから。
そうならない様に専門のドクターがいるのであって。よく「薬やめてもいいでしょうか?」と聞かれるのですが、これは私達が言える事ではありませんので、しっかりとお薬を出してくれるドクターに聞いて、指示に従う様にしなくてはいけません。
1番良く無いパターンは、“自分で減らしたり増やしたり”する事。
これがとても厄介です。見ているとこのパターンが1番断薬の遠回りです。
ウェブの情報に振り回されて、脳が情報過多になりそれこそ脳疲労困憊になって、薬を減らしたり増やしたりして脳はどっちに傾けば良いのか錯乱してしまいますよね。
ですから、薬に関しては必ず処方してくれているドクターに効くのが鉄則です!
さいごに
私たち鍼師も人間ですから、体調崩したり、難病を抱えたりしている人もおります。
ですから皆さんが不安なのはとても分かります。
ですから、どうか自己判断せずに専門家の意見に耳を傾けて頂きたいのです。
回復して頂きたいのは私共も全く同じ気持ち。焦る気持ちも良くわかりますが、良くなりたい!と思うならば、どうか素直な気持ちは無くさいで頂きたいと思います。
結局当院で長年メンテナンスをされていて、数種類の睡眠やメンタル系の薬を服用し、減薬から断薬された方達も1番は素直にこちらのご提案に従ってくださったからです。
焦って自己判断で何でも行動や情報過多になる人は、自然と縁が切れていきました。
まあこれが術者とのいわゆる“相性”と云う奴ですから、こればかりは仕方のない事であり、また反省点を見つける機会にもなりますので、どんなご縁も大切にする様にしておりますが、決して薬にも我々のような立場の人間にも“依存する事無く”よいお付き合いが出来ると必ず道は開けて行くものですので、そんな関係を上手くご利用ください。
そうする事で、「はり・きゅう」はあなたの“脳疲労”を必ず回復さて、いきいきと活力みなぎる毎日へと導くきっかけとなるはずですので。