2022年自律神経治療について振り返り

皆さん明けましておめでとう御座います。鍼職人で御座います。
今回は昨年を少し振り返って、皆さんにとって2022年はいかがな年でしたでしょうか!?

未だ猛威をふるう「新型コロナウイルス」も以前は”未知のウイルス”で、皆さん戦々恐々としていたと思いますが、それが今や、かかっていない人の方が少なく感じるくらいの身近な物へとなって来ました。
また、遠く離れた国ではまだまだ終わらぬ争いをしており、多くの尊い命が犠牲になっています。

一体いつになったら争いは収まるのでしょうか…?
早く終結して、国民の方々の笑顔が戻る事を祈るばかりです…。

今回のコラムでは2022年の安眠道鍼療院の振り返りをお届けしたいと思います。

【目次】
・安眠道鍼療院を振り返って!?
・2022年多かった自律神経系のお悩みは!?
・さいごに

安眠道鍼療院を振り返って!?

昨年2022年の当院は、色々と変化の年でもありました。
約10年前に、杉並区の民家の一室を間借りしてスタートした安眠道鍼療院の前身である、”安眠堂鍼療所”。当時は”道”では無く”堂”を使用しており、”院”も”所”を使用しておりました。

そこへ、六本木・赤坂院長時代のクライアントさん達が、足繁く通ってくださり(駅からなんと徒歩30分)更にまた、その方々が知り合いをご紹介してくれたりで徐々に手狭になって来た為、2016年4月に中学生時代を過ごした大好きな街「吉祥寺」へ移転(ここから”安眠道鍼療院”へと改名)。

そこで、現在の制作陣の仲間達に出会い飛躍的にまたクライアントが増加。
更に手狭になり、2019年12月にJR吉祥寺駅・京王井の頭線井の頭公園駅、徒歩約5分の陽当たり最高の現在の場所へ移転!

2022年、私、鍼職人ひとりではご新規を受け持ちきれず、武蔵境の後輩の女性にヘルプを頼んでいるうちに、正式に安眠道鍼療院の「提携院」として分院的な役割を担って貰い、スタート!

新年明けて、2023年。
提携院は”女性専用”の為、男性の新規様を今後どうしようか思案中…←イマココ

と言った具合に、お陰様で順調に進んでおります。

本年の目標は今のまま、ずっとメンテナンスにいらしている常連の方々を最優先で、真摯に向き合いながら、一人でも多くの新しい方の「笑顔・健康」を取り戻すべく”医道”を精進して行きます。

2022年多かった自律神経系のお悩みは!?

昨年も一番多かったのは、やはり「自律神経系」のお悩み。
そこからの、不眠や息苦しさ、胸が詰まる感じなど多岐にわたる不調を訴える方が多かった様に思います。

昨年は新型コロナウイルス関連の行動制限が解除になり、気兼ねなく出掛ける人が増えた一方、まだなんだかんだのマスク生活や未だ消えない感染への恐怖など、常にストレスに晒されている年でもありました。

身体の力も抜けず、更に仕事もしなくてはいけない。
そんな積み重ねで疲れやすく、また疲れが抜けにくい生活となり、疲れてはいるのだけど、頭は冴えてしまい「寝られない」または、寝付くが「睡眠が浅い」、「動悸がする」と云ったお悩みが本当に多かった一年でした。

また下半期に激増したのが、新型コロナ感染後の”後遺症”的なお悩み。
いわゆる今巷で言われている、”新型コロナウイルス後遺症”のお問い合わせ。

これにはちょっとした経緯がありまして、元々うちにいらしていた方が、その様な症状になられた為、某後遺症外来へ行くと、なんと1週間の入院。

そこの担当の医師の先生に、はり・きゅう治療を勧められたとの事。そこの先生曰く「薬云々よりも、自分自身の免疫のバランスを整えるのが一番です」とアドバイスされたそうです。まあ丸投げ感もなくは無いですが笑、大きなウイルスを目の当たりにして、なんだか健康の原点に戻って来た感じがしますね。

その方は定期的にその病院に通院はしているものの、当院の治療も再開してフルタイムの仕事へと復帰!
動けるものだから、少し頑張り過ぎてまたちょっと年末に体調を崩すも、前ほど大きく崩さず仕事をされています。

そんな、後遺症・罹患後症状の様な物に苦しんでいる方は、今は3名。
全て元々うちでメンテナンスされていた方達で、軽快へと向かっております。

元々いらしていた方達なので、当然治療の枠はある訳ですが、新しい方達への対応が追いついていないのが今の現状。
女性は先の提携先へとご紹介するのですが、男性となるとそうも行かず今後の対応をどうするか思案中だと云う事なのです。
どんな症状かざっとお話しますと共通しているのは、「とんでもない倦怠感」だそうで、歩くのがとにかくしんどい。
しかし、歩かなければ筋力も落ちるので歩くがすぐにバテてしまう…と云ったもの。
あとは、全身の”筋肉痛”の様な痛み…。

確かにこれでも、検査数値に異常が無ければ、薬でどうこうは出来無いのかもしれません。
そんな方々達にはり・きゅうが少しでもお役にたてる様になるべく、現在思案中なのです。

さいごに

皆さん、新型コロナウイルスが撲滅される事を祈っておられると思います。もちろん私もその一人。
しかし、水を差す様ですが我々人類はつねにウイルスと戦ってきました。
“天然痘”という物を聞いた事があるかと思います。
これは、”天然痘ウイルス”による感染で、世界中で多数の方が亡くなった病気です。

これが1980年にWHO(世界保健機関)により根絶宣言が出され(古くは1663年ネイティブアメリカンの間で大流行した記録有り)、人類は”我々はついにウイルスに勝った”と喜んだのも束の間、翌年1981年に新たなウイルス「HIV エイズウイルス」が発見されると言うなんとも皮肉な事が起こると云う…つまり、何が言いたいかと言いますと、常にウイルスは何らか存在している物ですから、重要なのはそんな物に「負けない身体作り」を日頃からする事だと思うのです。

日頃からしっかりと栄養を摂って、適度に身体を動かして、そして良質な睡眠”安眠”を確保するのが大切なのでは無いでしょうか!?
先の医師の先生のお話では無いですが、自分自身の「免疫のバランス」を保つのが健康への近道だと思いませんか?
当院の名前である、”安眠道”も生き物はしっかりと良質の睡眠(安眠)が取れる事がまずは健康の第一歩だとの思いでつけたのですから。

※参考資料
天然痘(痘そう)とは
国立感染症研究所Webサイト
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/445-smallpox-intro.html

j stage 論文 新納義晴氏 著
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shonijibi1980/12/1/12_67/_pdf/-char/ja

プロフィール

安眠道鍼療院 鍼職人 サトウ コウキ
鍼職人 サトウ コウキ

不眠をはじめ、肩こりや腰痛、背中の痛み、眼精疲労、ダイエット、生理痛・PMS、パニック障害などの自律神経のトラブルは一度お問い合わせください。
当院では施術のみならず、ご自分で出来る簡単なセルフケアや生活習慣の改善などを含め、ご相談にものっております。
皆さまにより良くなって頂けるよう最大限サポートさせて頂きます。

資格・所属団体

厚生労働省認可 国家資格
はり師 第136568号 / きゅう師 第136387号
多摩府中保健所届出済治療院
公益社団法人 全日本鍼灸学会 所属

安眠道鍼療院

住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-25-12ピネスプラザ 301号室
最寄り駅 JR中央線総武線、京王井の頭線吉祥寺駅から徒歩約5分