吉祥寺 安眠道鍼療院 8周年!

皆さんこんにちは。

今月に入り、我が安眠道鍼療院は、吉祥寺に移転して、無事に8周年となりました。
これもひとえに皆様のご贔屓ご支援の賜物でございます。
初心に戻り、一層の努力をしていく所存です。
今後ともなにとぞ、ご支援ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

さて、本日は8周年目に突入した安眠道鍼治療院の過去を振り返っていきたいと思います。

【目次】

  • 安眠道鍼療院の立ち上げ
  • 忘れられない女性Hさんの存在…
  • その後の弟子!?の状況は?
  • 安眠道鍼療院をご利用の方達は?
  • 今後の安眠道鍼療院は…?

安眠道鍼療院の立ち上げ

最初は、東京杉並区の阿佐ヶ谷駅から、徒歩30分以上の遠ォ〜い住宅地の民家の一室から、手探りでスタートした安眠道鍼療院…
当時は「週」に2〜3人のご予約があれば良い様な感じでした。
しかも、前に雇われ院長していた治療室の親会社が無くなった為、ワタシから回数券を買っていた人が多数おり、当然の如くその方々からの問い合わせを頂き結果、ほぼ半年は無給でやっておりました...。
その甲斐があってか、皆さま使い切ってもそのまま駅からバスに乗ったり、のんびり商店街を歩きながらとかしながら、本当によく通って頂きました。
なんせ、民家の一室ですから当然住人もいる訳ですよ。
そこに皆さま「お邪魔しま〜す」と入って行くんですから、そりゃあもう滑稽なもんでした笑。
最初は戸惑っていた住人達も、慣れて来たら「はい、こんにちは〜♪」「お大事に気をつけて〜!」とか言い出したりして、慣れって凄いもんでした笑!

忘れられない女性Hさんの存在…

開業する前はちょいちょい話題に出しますが、ワタシは六本木と赤坂でいわゆる雇われ院長をしておりました。
土地柄、夜のお店の女性達がたくさん常連さんでいらっしゃいました。
彼女達はプライベートでも話が上手くて、よく2人で大笑いしながら施術した事を思い出します。

皆さんに「先生ェ〜!お店にたまには来なよォ〜!サービスするからさ!(何のサービスでしょう笑)」
なんてよく誘われましたが、すっぴ…いや、「プライベート」を知っていると、中々そんな気には慣れないもんです^_^;

そんな中、Hさんと云う夜のお店にしては、比較的おとなしめな女性が紹介でやって来ました。
初回の鍼を、えらく気に入って頂いたらしく、2回目には”10万円”分のチケットを購入されて行きました。
それから程なくして、忙しいとの事で定期的に来れなくなり、赤坂に移転してもそのままお待ちしたのですが、先述の通り会社は無くなってしまいました…。
色々バタバタしており、ワタシも疲弊しきってしまい、お知らせをする余裕すら無かったのも悪いのですが、阿佐ヶ谷で細々とやり始めた矢先、Hさんからご連絡がありました。

「今はどうされているのですか…!?」
と…。

ワタシは包み隠さず、時系列でご説明をしました。
今はまとまったお金が無いから、施術でお返ししますと。
会社からの給料未払いが続いていた為、ほんの10万円程度のお金も支払う能力体力はその時のワタシにはあるはずも無かったのです。

しばらくの沈黙の後
「……わかりました。今実家(中国地方)にいて、しばらくこちらに滞在しなくてはならないので、最初は返金して貰いたくてご連絡しましたが、正直に全て打ち明けてくださったので、今回は返して頂がなくて結構です!」

耳を疑いましたよ。
そんな金額を簡単に諦めるなんて。
でも、当時のワタシにはそのHさんのその言葉に本当に救われたのも確かです。
冗談抜きで、お財布に小銭しか入って無い時期でしたから笑。
でもそれではワタシも納得いかないので、「必ずまた来てください!カルテとチケットはずっとずっと大切に保管しておりますので!!」とお伝えし電話を切りました。

その様に当院の常連さんはHさんに限らず、皆さま本当に心優しく、明るく良い方ばかりなのです。
カルテとチケットは、もちろん吉祥寺に移転した今でも、11年間きっちり保管してあります。

その後の弟子!?の状況は?

去年の周年記念コラムで、当院にクライアントさんから、鍼灸学生になった子の事をご報告させて頂いたと思います。
Mさんと云いますが、元気でやっております!
覚える事が多くて多くて、最初は泣きそうになりながら勉強しておりましたが、最近は無事2年生になり少しだけゆとりが出て来たようです。
近頃はしてくる質問も中々難しい事を聞いてくるので、こっちも復習の良い機会になっとります笑。
土日の学校が休みの時には、積極的に当院まで、研修に来ており、常連の方々にも鍛えて頂いております!
(皆さま誠に有難うございます!)

この前は「先生〜!解剖学満点💯取りました〜!」と嬉しそうに報告して来ました。
中々テストで満点なんて取れるものではありませんので、本当によく頑張っております。
皆さんまたMさんと会った時にはご指導のほど何卒よろしくお願いいたします。

安眠道鍼療院をご利用の方達は?

お陰様で、当院は皆さま常連の方々で埋まっております。
そして現在、男性の方のご新規受付を休止させて頂いております。

それは、武蔵境提携院が女性専用であるが故に、お受け出来ない為なのです。
現時点では、武蔵境提携院にて施術をスタートして頂き、空きが出次第吉祥寺本院に転院して頂くかたちをとらせて頂いております。

ご不便をお掛けして大変申し訳ございませんが、ご理解のほど何卒よろしくお願いいたします。

今後の安眠道鍼療院は…?

今後は”しっかりと食える”鍼灸師の育成をそろそろしていかなくてはいけないのかも知れません。
学生達や浅い鍼灸師達の為に。

彼らはとかく「技術」のみにはしりがち。。。
そこそこ経験ある先生達ですら
「来てくれれば良さを伝える自信はある!」
とか「腕に自信ある!」

とか言ってらっしゃる人を結構お見受けして来ましたが、そんな人に限って、雑であったりなんだりとダメ出し満載の方は少なく無いのです。

これでは、鍼治療の受診率が上がる訳もなく、ましては拡がりリピーターが増えるはずも無いのです。

  • そういった問題を解決するためには、何が大切なのか!?
  • せっかくいらしてくれた方に、こんな事を何気なく言ってはいないか!?
  • なぜリピーターとならないのか!?
  • ズバリ何が欠けているのか!?

などを個々にアドバイス出来る様な事を行っていきたいと思っております。

鍼灸は素晴らしい”医術”だと自負をしております。

出来る事と出来ない事(病院に行って頂いた方がよい状況)をしっかり踏まえて、真摯に施術をすると必ず結果はついて来ますし、リピーターも増える筈なのです。
それには「何が一番必要なのか!?」と行った事を共有出来たらと思っているのです。
まあ、自分自身が現場に常に立ちたいので、ご予約が途切れず、中々時間が取れないのが現状なので、いつとは決めかねているのですが…。

安眠道鍼療院は移転9周年に向かい、もう既に始動しております。
クライアントの皆さま、引き続きよろしくお願いいたします。

そして同じ鍼師の先生方、学生達、
皆んなで”はり・きゅう”の世界を拡げて行きましょう!

プロフィール

安眠道鍼療院 鍼職人 サトウ コウキ
鍼職人 サトウ コウキ

不眠をはじめ、肩こりや腰痛、背中の痛み、眼精疲労、ダイエット、生理痛・PMS、パニック障害などの自律神経のトラブルは一度お問い合わせください。
当院では施術のみならず、ご自分で出来る簡単なセルフケアや生活習慣の改善などを含め、ご相談にものっております。
皆さまにより良くなって頂けるよう最大限サポートさせて頂きます。

資格・所属団体

厚生労働省認可 国家資格
はり師 第136568号 / きゅう師 第136387号
多摩府中保健所届出済治療院
公益社団法人 全日本鍼灸学会 所属

安眠道鍼療院

住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-25-12ピネスプラザ 301号室
最寄り駅 JR中央線総武線、京王井の頭線吉祥寺駅から徒歩約5分