しつこい大寒波もようやく終わりを迎えそうな今日この頃。
しかし、週末には再び気温が20℃近くまで上がる予報。この寒暖差の影響で、疲れが抜けなかったり、寝てもスッキリしないと感じる方が増えています。
そんな毎日でも、決まった時間にはPCを開き、業務にあたる日は、日々やって来る訳ですが、そんな日常ですと疲れが取れる訳も無く、たまの休みも気がつけばサザエさんシンドロームなんて方、いらっしゃいませんか!?
ちょっと待って!それは、寒暖差だけが原因の身体の疲労感でしょうか?
最近ちょっとした事を思い出せない!
うっかりミスが続いた…。記憶力が落ちた気が…する…。
なんて状況を“加齢”のせいだけだなんて思っていませんか!?

実はそれ、「頭の疲れ」=“脳疲労”が原因の一つかも知れません!
脳疲労とは文字通り、脳が疲労疲弊している状況ですが、「脳がしっかりと休む事が出来てリフレッシュ出来なければ」身体も快適には保てないと言われている事をご存知でしたか!?
脳疲労の原因は?

脳疲労とは正に現代社会において起こるべくして起こっている症状と言えるでしょう。
つまりそれは…
情報過多、ストレス過多、マルチタスク
今現役でバリバリ働いてらっしゃる方々で思い当たらない方は居ないでしょう!?
そこに睡眠不足や不規則な生活が重なると、まさに完璧な悪循環…。
実は現代そんな方、少なくは無いのです。
「情報過多」を一つ取って見ても
通勤通学でスマホを見て…
仕事でPCを見て…
お昼は一人メシの時は動画見て…
帰宅時にスマホ見て…
寝る時もスマホ見て…
っていつ眼や脳を休めるのでしょうか?
睡眠時?
まあ、しっかりと“深い”睡眠が取る事が出来れば、脳疲労は取れるでしょうが、大抵この様な生活をされている方は、夢見が多く眠りが浅いと訴える方がほとんどなのです…。
ですから、朝起きても身体が「重だるい」「首や肩の強いコリ」などの感じが取れないのです!
そしてそんな状況が日々続いて行くと、思わぬ影響が身体に出て来る事になります。
脳疲労と自律神経バランス

寝不足が続くと交感神経が過緊張状態へとなります。
身体が重だるい時に、やる事が色々あるとイライラしますよね?
そう、イライラしやすくなるのも交感神経が過緊張になっているのです。
いつも皆さんにはお伝えしておりますが、“交感神経”=“戦う神経”でしたよね?戦う時に必要な事が活発になる神経です。
・血圧を上げる
・心拍を上げる
・血管収縮をさせる
・瞳孔を開く
そして、“消化器の働きを抑制”させる事などなどこれら全部交感神経の働きです。
これらの様な状況が、安静時にも起きたら落ち着きたくても無理と云うもの。
ましてやさあ寝ようかと云う時だったら…と想像するだけでわかりますよね?
寝つきの悪さから不眠へと繋がるおそれがあります。
そして、それでも頑張って何とか続いているうちに、自分自身の容量キャパがオーバーしてしまい、最悪“うつ”症状へと転げ落ちて行きかねないわけです。
当院に通われている方にも、「まだ大丈夫…まだ周りは自分より頑張っているから…」などと自分に言い聞かせでいるうちに、ある日突然緊張の糸が切れた様に、何も出来なくなったと云う方がいらっしゃいます。そうなっては回復までがやはり時間がかかる事が多い為、絶対に無茶は禁物です。
また、ホルモンバランスと自律神経バランスも密接に関係している事も触れておかなくてはいけません。
ホルモンも自律神経機能も中枢は“視床下部”。
つまり自律神経バランスが乱れるとつられてホルモンバランスも乱れてしまう事が多いのです。
更に女性の皆さん。女性ホルモンって一生のうちにどれくらい放出されるかご存知でしょうか?
実はたった「ティースプーン一杯」分と云われております。それだけ強力な物な訳ですから、バランスが崩れると体調がおかしくなるのは当然な訳です!
さあ脳活で脳疲労を回復しましょう!

では、脳を活性化させて穏やかにかつ健やかに過ごすにはどうしたら良いでしょうか!?
まずはしっかりとした良質の睡眠をとる事。
とにもかくにも、睡眠が大切です。
私達人間は、深睡眠(ノンレム睡眠)により、“大脳を休息”させて“脳のお掃除”をしっかりとする事により、脳疲労を回復させて、また、記憶なども整理され、傷を癒したり筋肉を増やしたりする「成長ホルモン」なども分泌されるますので、良質な睡眠即ち“安眠”はマスト条件では無いかと考えております。
また適度な「お昼寝」は効果的と云われており、あの大手航空会社のANAさんも整備士さんなどは「脳疲労回復」のため積極的お昼寝“パワーナップ”を導入しているのだそうです。
その他にも、GoogleやApple、Microsoft、NIKE等の名だたる企業もこのパワーナップを導入していたり、またとある日本の高校でもパワーナップを取り入れた事により、難関大学進学者が増えたと云う報告もある位ですから、やはり「脳疲労の回復」はとても私達にとって重要だと最近注目されている事が分かります。
東洋医学と脳活!?

実は鍼治療でも脳活が可能なのでは無いかと思い、ずっと試行錯誤して来ましたが、ようやく形にする事が出来そうです。
なぜそこに鍼を打ち、それでどういった事で脳に良い影響があるのか!?などをとしっかりと説明出来るテクニックとなっておりますので、皆さまへ体験して頂く日ももうすぐですので、ご期待ください!
参考:ANAグループwebサイト
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202502/20250220.html